退職金3000万円もらえる独身貴族の老後
現在の支出は毎月約２４万円。住宅ローンは完済したので、住居費はマンションの管理費程度で済んでいます。毎日の夕食はお気に入りの店で一杯飲みながらの居酒屋飯、趣味のゴルフも続けています。それに伴う交際費も比較的多くかかっています。このような暮らしを退職後も継続するなら、６５歳までは月に約１４万円、６５歳以降も月に８万円ほどを補填しなくてはなりません。
「一人暮らしなので、生活費はそれほどかかりません」と書いてあったのに、 支出は毎月24万円という金額に笑ってしまいました。
外食や趣味に使うお金、交際費は「生活費」に入らないということなんでしょうか。
まさにこれは「ゆとりある老後の生活費」を地で行ってる事例だと思うので、「生活費」だと思いますが。
少なくとも、毎日の夕食の外食費は生活費以外にありえません。毎月食費が10万円というのも凄いですね。
「老後2000万円問題」の単身者版は
ちなみに、「老後2000万円不足する」問題は夫婦2人の無職世帯でのデータであって、単身者はまた違います。
単身者の場合は、可処分所得10万円、支出は14万円で毎月赤字が4万円という平均データーから、老後30年なら1440万円の不足になります。
でも年金16万円もらえる人なら、平均の支出14万円でバランスとれて毎月の赤字は発生せず、貯蓄が目減りすることを気にせずに老後を送れるはず。
結局平均よりも支出が多いと貯蓄はいくらあっても足りませんね。平均値にはそういう人も、逆に支出が少ない人も含んでいるわけですけど。
現役時代に独身貴族を謳歌した人は…
独身で高収入の人が現役時代にあるだけ使う生活をしてしまうと、間違いなく老後苦労するでしょう。
ただ、ゴルフのような趣味は死ぬまで続けられるものではありませんから、体力の低下によって徐々に減っていくものだとは思います。
どこかで支出のダウンサイジングを始めて、独身貴族から独身平民くらいに落とさないと。
慣れてしまった生活レベルを下げるのは簡単なことではないので、時間をかけてやるべきですね。
