みずほFGが「週休3・4日制」の導入を検討
みずほフィナンシャルグループ(FG)は2020年12月から、「週休3日・4日制」の導入を検討をしていることを明らかにした。導入されれば、メガバンクとしては初めての制度となる。
みずほFG広報によると、制度は希望する社員のみ対象で、週休が増えるに伴って基本給も減額になる。
正社員が対象とは言え、全ての職種なのか限られた職種なのか現段階ではわからないし、「希望する社員のみ」と言っても日本では無理やり「希望したことにさせられる」のも珍しくないし…
週休4日になって労働時間も基本給も6割になった分、業務量も6割ならばいいですが、そうならなければ絵に描いた餅です。
正しく運用されるなら、選択肢が増えてありがたい人がいると思いますけどね。
私なら「セミリタイア的な生活ができるぞー」と喜んで希望しますよ。「週休5日はダメっすか?」とさらに踏み込んだ提案をしたいくらいです。
「ワークシェアリング」の1事例
「人件費を抑える狙い」という指摘は間違っていないでしょう。それを誰かのクビを切って実現するのではなく、一人一人の労働時間を減らして実現するわけですね。
つまりこれは「ワークシェアリング」の1事例です。
人員過剰になった時、早期退職優遇制度で希望退職を募るのも一つですが、それで人を削ると、いざ業務が増えて人員が必要になると大変です。
平時は週休3日、4日で働いてもらっていれば、いざというときに休日出勤で対応してもらえばいいわけです。
季節によって必要な人員数が変わる業種や、災害時に人手不足で大変になる公務員などでも、積極的に導入すればいいと思いますけどね。
「正社員=フルタイム」という固定観念は不要
今までは「正社員=フルタイム」で、フルタイムではないパート・バイトは別扱いで、業務内容に関わらず時給を安く抑える理由にしてきました。
雇う側も、働く側も、「正社員の労働はフルタイムが普通」という考え方で凝り固まらずに、柔軟にやればいいと思います。
「週5日働かないと収入が減って困る!」という人の反対も出るでしょうけどね。