富裕層は仲間との会食も平常運転?
信頼できる仲間との会食も、減ってはいてもやはり行われています。SNSでつながっている起業家や経営者の投稿を見ても、さすがに緊急事態宣言中はなかったものの、今は平常運転で会食が行われている印象です。
おそらく彼らは、自身の感染対策にある程度自信を持っており、その仲間も同じなのだと思います。
この記事での旅行に関してのくだりは理解できますが、仲間との会食に関しては 「自分たちは自身の感染対策にある程度自信を持っている」という過信をしているように感じました。
菅総理や二階自民党幹事長がステーキ会食をしていたのと同じ考え方なんでしょうね。
「感染対策は徹底できている」という自分なりの根拠があって、「自分(たち)だけは大丈夫」という思い込みがあるのでしょう。
とにかく会食が感染を広げている最大の原因と見られているので、感染対策を徹底すれば安心できるものではなく、どうしてもリスクはあります。
本当に「感染対策を徹底」するならば、家族や特定少数の以外の人との会食自体を避けることです。
海上自衛隊トップも「自分だけは大丈夫」と考えた?
「感染対策を徹底しているから大丈夫」と考えた会食でクラスターが発生したと思しき事例がちょうどあったばかりです。
危機管理の観点からは、海上幕僚長と海上幕僚副長は常に別行動にして周囲も含めて2~3グループに完全に分けておくべきでしたかね。
でないと誰か1人でも感染者が出ると、全員濃厚接触者として待機になってしまいますから。
「完璧な感染対策が出来ている」と過信するのは危険です。
偉い人や富裕層ほど「自分の知識や認識が正しい」と思いがちなのかもしれません。それが政府の訴えかけを軽視してしまうのではないかと。
緩んでしまった「コロナとの戦い」の緊張感
ただ、「勝負の三週間」「真剣勝負の三週間」などと言いつつも社会全体が緩んでいると感じることもあります。
例えば、お店の前に置いてくれている消毒用のアルコールは、春頃は念入りに手に付けている人が多く見られましたが、最近はやらない人も増えました。
それに効果があるのかないのか見えないし、ほとんどの人はやらなくても感染しないままだろうし。
その中で運の悪い人が「まさか自分が」になるだけなんですけど、なってみるまではわからない。
しばらく第3波は収まらないかもしれませんね。