過熱する「ランドセル活動」
ランドセルの購入は、年々時期が早まり、価格は10年で1.5倍に。過熱するラン活の波に乗れず、モヤモヤした思いや疎外感を抱く人も少なくない。AERA 2021年4月19日号で取材した。
子どもにとっては「一生に一度の物」だから…
とおじいちゃん・おばあちゃんの財布の紐が緩むし、売る側にとっても高いのが売れるからとどんどん高級路線に走った結果が、10年で1.5倍という高級化の流れになったんでしょうね。
10年で1.5倍になっても、子どもの数が減っているから市場規模としては横ばいくらいかもしれません。
孫の数が少ないおじいちゃん・おばあちゃんにからみれば「一生に一度の買物」なら奮発したくなるのかも。
過熱が続くなら、市町村や学校が指定すべきか?
高級化しすぎるなら、市町村や学校がランドセル(もしくは通学用カバン)を指定すべきかもしれません。
私立の小学校では制服と合わせて校章入りのカバンを指定されてる場合があるので別に珍しいことではないですし。
ただし、転校した場合に書い直しとなると面倒なので、やるならば全国統一しないとダメかも。
いっそ黒のカバンで統一しちゃえばいいかも。黒のスーツを着る就活生みたいな感じで。
ランドセル業者が「孫のランドセルは祖父母の年金3ヶ月分」とか言い出したら終わりです(流石にそれはない)。
マウント・いじめに繋がるから校則が一切不要と言い切れない
「ラン活」の過熱は、親や祖父母のマウンティング意識が出てしまうし、安いのを買ったらいじめに遭わないかと心配になります。
髪の毛を染めさせたり、下着の色の指定をするなど、あまりにも理不尽な校則、いわゆる「ブラック校則」は論外です。
しかし、自由にさせたらさせたで競争が過熱する危険を感じてしまうんですよねぇ。そういう競争をするのはごく一部の生徒や親なんでしょうけど。
ランドセルに関しては、教科書のデジタル化によってたくさん入る必要性がなくなることが一番いいと思います。