ワクチンデマの影響受けやすいのは高所得者
「COVIDステーツ・プロジェクト」では、ノースイースタン大学とハーバード大、ラトガース大、ノースウェスタン大の研究者グループがワクチンに関する四つの誤った認識について調べるため、全米50州の2万669人に質問を行った。「不妊症を引き起こす」「DNAを組み替える」「人々を追跡するマイクロチップが隠されている」「中絶した胎児の肺組織が含まれている」といった説だ。年収が10万ドル(約1100万円)より多い回答者のうち、これら説の少なくとも一つを信じている割合は26%と、他の所得層を上回った。
コロナワクチンに関する誤った認識、いわゆるワクチンデマに関して最も信じていないのは中間層で、年収2万5000ドル未満の低所得者層では高くなっているのは予想された通りかな?
ただ、高所得者層でまた増えるのは意外です。
慎重になって「わからない(not sure)」が増えるのならわかるんですが、「わからない」も中間層と比較して減っているんですよねぇ。
タマホーム社長「5Gがコロナ感染を引き寄せる」
日本の高所得者でワクチンデマを信じていた人ですぐに思い浮かぶのは、週刊文春が報じて話題になったタマホームの玉木伸弥社長です。
「5G携帯の電波がコロナ感染を引き寄せる」から、5G機能をオフにするように従業員に通達を出していたと。
新型コロナのワクチンに対して懐疑的で自分がワクチンをうたないのは自由ですが、接種した従業員にペナルティを与えてはいけません。
タマホーム社長の情報元は?
タマホーム社長は、コロナワクチンや5Gに関する様々な非科学的な情報を従業員に向けて発信していたようです。
その情報元がどこだったのか気になりますね。よほど偏った情報元に傾倒して「エコーチェンバー現象」に陥っていたのかもしれません。
タマホーム株式会社は、東京証券取引所のプライム市場へ移行する申請を出したと8月10日にリリースしています。
果たして東京証券取引所はタマホームのガバナンスについてどう判断するのでしょうかね?