デビットカード利用状況に関する最新の調査結果
MMD研究所とVISAが行った「デビットカードに関する調査」の結果について書かれた記事です。
ビットカード現在利用している男女1000人とデビットカード未利用の男女1000人、それぞれが調査対象になっています。
デビットカード未利用者のうち、77.3%が「国際ブランド加盟店で使えることを知らなかった」と答えているのが普及の最大の壁なんでしょうね。
店員が誤解しているケースもある
デビットカードには先にスタートした「Jデビット」と、その後に広まった世界標準の「国際ブランド提携デビッドカード」の2種類があります。
「Jデビット」はJデビット提携店でしか使えませんが、「国際ブランド提携デビッドカード」はクレジットカードが使えるほとんどのお店で使えます。
しかし店員が「デビットカード=Jデビット」という誤解をしていて使えないと拒否するケースもあったりして、理解が進んでいないんですよね。
2021年2月に公表された調査によると最新のデビットカードの保有率24.8%、利用率11.1%で、3年間でほとんど増えていないという状況でした。
コロナ禍でキャッシュレス化が進んでいると言われていますが、デビットカードには向かっていないようで。
誤解は読みにも表れている
最初に紹介した記事で気になるのは「デビットカード」と「デビッドカード」、2つの表記が混在している点です。
記事タイトルは「デビットカード」になっていますが、記事の目次を見れば混在具合がひどすぎて…
こんなところにもデビットカードの誤解が見られているわけで、まだまだ正しい認知をされていないのがよくわかります。
世界では現金よりもカード決済が多い、と言われますがそれはデビットカードでの決済の割合も多いわけで、日本でもデビットカードがもっと普及してもおかしくないわけですが。
Jデビットというガラパゴス規格が普及にマイナスに働いてしまった感もあって、悩ましいですねぇ…