相次ぐ業務停止で医薬品不足
薬不足の話は耳にしていましたが、かなり深刻なレベルみたいですね。
発端はジェネリック医薬品メーカーの小林化工が製造していた薬に睡眠導入剤の成分が混入していた事件ですが、業界大手の日医工を始めとして4つのジェネリック医薬品製造会社が業務停止になっていたとは…
今年2月の福島沖地震でニプロの鏡石工場が被災した影響もあったと思いますが、こちらは5月に全面的に生産再開してますので、今はジェネリック医薬品メーカーだけの問題かな?
他のジェネリック医薬品メーカーも先発医薬品メーカーも、生産量を大きく増やせないでしょうしねぇ。
ジェネリック医薬品の不安が増大
これが医薬品製造工程の問題が小林化工だけならまだ良かったと思いますが、業界大手の日医工を始めとしてジェネリック医薬品業界全体の問題のように見えてきます。
健康保険のうち、医師に処方されて健康保険(3割負担)の対象になる薬剤費はかなりの割合を占めています。
政府は薬剤費を減らすべくジェネリック医薬品を積極的に推奨してきたのに、この有様ではねぇ…
ジェネリック医薬品を避ける人が増えて、健康保険財政の悪化に繋がりそうです。
私はジェネリック医薬品歓迎だけど…
私個人はジェネリック医薬品に抵抗がない方の人間です。ジェネリックが出始めたばかりだと不安がありますが、長くジェネリックとして実績のあるものなら歓迎です。
今は処方箋薬は常用していませんが、市販薬のビタミンB剤(第3類)はチョコラBBのパチもんみたいな名前のものをずっと飲んでいます。
老後、処方箋薬を常用するようになった時、安心して飲めるジェネリック医薬品がなくなっていては困ります。
先発医薬品では医療費が高くつくので、節約のためにジェネリックは欠かせません。しっかりした効果があればですけれど。
やはり健康が重要である事実は揺るぎませんね。
ジェネリック医薬品メーカもそれを監督する厚労省も、しっかりやってもらいたいものです。