宝くじで100万円が当たったら何に使う?
宝くじで100万円が当たったら何に使うだろうか。多くの日本人は「貯金」かもしれない。ファイナンシャルプランナーの黒田尚子さんは「外国人の中には、『寄付』という方も少なくありません。自分ではなく他人のためにお金を使うことは、健康にプラスになるだけでなく、幸福度を高める効果があることが研究で明らかになっています」という――。
新型コロナ緊急経済対策の特別定額給付金10万円をすぐに使うアテがないとの理由で貯金に回した人が多かったとか。
それを考えると宝くじで100万円当たっても「(将来に備えて)貯金」という人は多いでしょうね。
「一週間以内に使わないと消える100万円(株や金品の購入は不可)」ならどうなんだろう?
すぐに消費するモノ・サービスのみに限ればもっと難しくなります。くだらないことで散財してしまいそうですが。
利他的行動が幸福度を上げる
この記事の「血圧が下がり、幸福度が上がる」お金の使い方とは、「他人のためにお金を使う」こと。
利他的行動が幸福度を上げるのはよく知られています。
一方で「他人の不幸は蜜の味」でもあり、全ての人に言えるのかは疑問が残ります。
ふるさと納税も純粋な寄付としてやっている人は少数派に見えてしまいますしねぇ…
「お金を貯めることが人生の目的だ」という人は不幸
それより気になったのは、「『お金を貯めることが人生の目的だ』という人は不幸」という大阪大学が行ったアンケート結果の方です。(2004年でかない古いですけど)
ぐぐると『なぜあなたは不幸なのか(pdf)』の18ページにそのもののアンケート結果がありました。
一方「できるだけ質素な生活をしたい」と考えている人ほど不幸でもあり、どっちやねんという感じでもあります。
後者はおそらくお金がないから質素を選択している人がいるのだろうというのが論文での見方ですが。
人口が少ない田舎に住んでいる人ほど、「ほかの人の生活水準を意識している」人ほど、幸福度が低いのも収入の少なさとの相関が出ているのかも。
同じ収入で較べた結果でも見比べてみたいものですね。
結局、自由に使えるお金があり、それを使って幸せになれる目的と時間を持っているのが一番いいんでしょうか。
他人のためにお金を使いたくても、自分の生活で手一杯なら何もできませんから。