「パワハラ防止法」が4月から全面施行
2020年6月に先行して大企業から施行された「労働施策総合推進法（通称：パワハラ防止法）」が、2022年4月からは中小企業も含めてすべての事業所で全面施行となり、パワハラ対策が義務化されます。これまでは、様子見だった企業も義務となったことにより早急な対応が必要になります。
この4月から変わったことの一つが「パワハラ防止法（労働施策総合推進法）」の全面施行（中小企業にも適用）なんですね。
中小企業でも社内研修や相談窓口の設置が求められます。
社内研修は経営者が管理職に受けさせる、という形になると思いますが、そもそも中小企業（特に小・零細企業）では経営者がパワハラする事例も珍しくありません。
ワンマン経営や同族経営はブラック企業化しやすいので昔から要注意と言われていますし。
先ずは経営者のパワハラに対する意識改革が必要。「労基署に企業名が公表される可能性がある」ことをもっと広めておくべきかな。
シオンプロダクションの社内研修はどうなる？
パワハラ防止法への対応をどうするのか、気になる中小零細企業の代表が、映画監督の園子温氏の株式会社シオンプロダクションです。
週刊誌の性加害疑惑報道で株式会社シオンプロダクションから謝罪文を出したばかりの方です。
株式会社シオンプロダクションも従業員を雇用しているならばパワハラ防止法によって対策が求められるわけですが、果たして園子温代表は何をするのか？
ちょうどいいタイミングなので、マスコミにはそこを突っ込んで聞いてもらいたい。
芸能界のパワハラ・セクハラ体質は変わるか？
このところ、芸能界のパワハラ・セクハラの告発・暴露報道が続いています。
昔っからそういう業界だとみんな思っていた通りで驚きはありませんが、時代に取り残されてるのは間違いない。
パワハラ防止法の全面施行というタイミングでもあるし、古い体質を一掃するチャンスじゃないでしょうか。
「そんなんじゃ何も作れない」とか言ってズルズルと先送りする未来も見えますが…
