老後までの「NG行動5選」
「老後までのNG行動5選」の1つ目が「厚生年金を平均並みに受給できると勘違いしているパターン」。
え?いるの?と思いますが、老後の家計支出を平均並みと考えるのであれば、受給の方も平均で考えてしまう人はいるのかも。
ねんきん定期便は50歳以上になると年金見込額が表示されるようになりますから、自分の年金額が予想できるはずなんですけどね。
ただし、この予想は60歳までこのまま同レベルの給与水準で働き続けた場合の見込みであって、その前に早期退職して次の会社で給与水準が大きく減ったり、無職やフリーランスになったら見込みよりも下がります。
生活費をなかなか下げられない人も危ない
老後は生活費をダウンサイジングをして倹しい生活をしている高齢者も多いけれど、逆に全くできなくて生活費が現役世代と変わらない人もいて、それらの平均がいわゆる「老後の支出」と言われるものです。
生活費を下げられた人は赤字がないか少なく、下げられなかった人は平均以上の赤字を出しながらの生活になっていると考えると、どちらになるかで「老後必要な資金」の金額も変わってきます。
年金見込額を正しく把握して、その見込額をターゲットにして受給開始までに徐々に生活費を下げていくのがいいですね。
60代後半でも働くのが多数派の時代
人並み・平均並みの支出を維持したいという平均思考・人並み思考が強くて生活費を下げられない人は、60代後半も働くのがいいでしょう。
『令和4年版高齢社会白書』によると、65~69歳の就業率は増加していて、令和3年には遂に50%超えしています。
平均や人並みなど周りのことを気にする人にとっては、65歳以降も働き続けることは多数派に入るのだから居心地が良いのでは。
65歳以降も働き続けて年金受給を繰り下げることで平均並みに増やすことも可能。
そもそも「平均並み」にこだわらない方がいいと思いますけどね。