「社畜」として最後まで働ける人は勝ち組
みんなが“社畜”として会社員人生を終えるのが難しい時代になってきた。今、重要なのは「生き残れる社畜」か否か。仕事における価値観や習慣から、社畜タイプと生存度をジャッジ。あなたは幸福な「死ぬまで社畜」でいられるか!?
社畜でも定年まで働けるのは正社員ということだし、ブラック企業だったりパワハラ上司がいる環境だったり心や身体を壊すほどの過酷な労働でなく、つらいながらも最後まで働き続けられる職場環境であるならば、「幸福な社畜」と言えるのかな。
「社畜」と感じないくらいホワイトな職場で働くのが、幸せなサラリーマンだと思いますけれど。
高度経済成長期には、長時間労働や理不尽な仕組みが当たり前な職場で働いていたサラリーマンが多くいたわけですが、その人たちの中には高度経済成長の恩恵もあり「幸福な社畜」になれた人が多くいたかもしれません。
そもそも「社畜」は「奴隷」を意味する
そもそもの「社畜」の意味は、会社の言いなりなってサービス残業や転勤もいとわず働く奴隷(家畜)と化した会社員のことを指しますから、「幸福な社畜」は矛盾した言葉です。
Wikipediaによると、英語圏では同様の概念として「wage slave(賃金奴隷)」があるそうです。
「小物界の大物」みたいに、「上級社畜」くらいならまだわかるかな?
「社畜」が生まれたのはバブル期
1990年(平成2年)の流行語の一つだそうですが、たしかに1990年代の初頭に友人が使っているを聞いて私も知りました。
つまりバブル期に生まれた言葉であって、非正規の割合が増え定年まで勤める人が減った現在では「社畜」の中での格差が開いてしまったと。
社畜でいることから早く脱出するFIRE(早期リタイア)は、羨ましい生き方の一つではあっても、家族がいたりしたら現実には難しいため、「生き残れる社畜」の方が現実的な幸福の道になってしまうのかな…
まるで「奴隷の鎖自慢」のようですが、そこそこ以上の会社であれば平均以上に幸せかもしれませんね。