十分な蓄えがあっても「老後が不安」な人
「貯蓄額は十分にあるのに、老後が不安だという人は珍しくありません。持ち家で、受け取る年金だけで生活できる。何が不安なのかと思います。話をよく聞くと、この人は、本当は不幸なのかなと思うことも多いのです」
何をもって「貯蓄額は十分」と言うかによりますね。「万が一の事態」に備えようとすると十分というのがわからなくなるわけで。
特に病気になると生活が変化していくらかかるかわからないし、老人ホームに入ることを想定しているなら、高級ホームは初期費用が高いしそもそもピンキリでどこがいいかわからない。
不安の種は尽きず、ここまでいけば不安がない、というのが見えなくなってくるんでしょうねぇ。
以前「全般不安症(全般性不安障害)」かもしれない、と書いた通りです。
「老後が不安」な人の特徴
「老後が不安」な人の4つの特徴は、私もあてはまります。我慢をしているところはある(あった)し、「お金がかかる」が口ぐせになっていたり、安物買いが多いので。
ただ本当に欲しいものがあって我慢に我慢を重ねているというのはあまりなくて、物欲は減って当たり前の感覚になっているので満足感が満たされない感覚は少ないですけれど。
セミリタイアしたくて貯蓄をしていたので、「貯蓄の目的がない」というのはあてはまらないかな。
現役世代なら目的なく貯蓄をするよりも「FIREを目的に貯蓄する」がいいかもしれませんね。
それで老後の不安がなくなりはしませんが、目的なく貯蓄するよりもいいだろうということです。
「お金の使い方を学べ」と言われても
「お金がかかる」「お金の無駄」で生きてきた人が「お金の使い方を学べ」と言われてもそうそう変われないもの。
趣味・娯楽だってお金がかからない趣味で楽しんでいるでしょうからね。
でもその趣味を楽しむ時間を増やすことにお金を使うことなら悪くない。FIRE(早期リタイア)して得られるものの一つは時間ですからね。
それで暇を持て余してしまう人にはおすすめできませんが…