お金のプロが教える実家の無駄遣い解消の実例
お盆に、故郷へ帰省する人も多いだろう。骨休めするのもいいが、実家の “隠れ無駄遣い” をチェックしてみてはいかがだろうか。ファイナンシャルプランナーの前田菜緒氏が、こう提案する。
「リストには、見直す難易度が高いものから低いものまで、さまざまなものを入れました。もし親に当てはまるものがあって、ひとつでも改善できれば大成功だと思います」
「ムダ遣い解消」と言うとちょっと違う気もしますが、節水シャワーヘッドへの交換と白熱電球から電球型蛍光灯、そして今はLED電球や蛍光灯型LEDへの交換は私もやってきました。
白熱電球<蛍光灯<LEDと寿命が長くなっているので、交換の回数が減らせるのも良い点です。
高齢の親に高い場所にある電球の交換をさせるのはできるだけ避けたいし、かといって暗いままだと危険ですしね。
高齢の親にエアコンを使わせる方が難しい
一方、古いエアコンを最新の効率のいいエアコンに置き換えるのは、電気代の節約になります。
ただ夏場にエアコンを使いたがらない高齢の親が一定数いて、エアコンをしっかり使ってもらうことが難しい現実があります。
そういう親に対して、「新しくした方が節約になる」と言っても「そもそも電気代がもったいなくて使わない」で一蹴されかねないわけで。
最新のエアコンを一度使ってもらって、その良さと電気代の低さを実感してもらえれば使うようになるかもしれませんが、新しく買って付け替えるのはハードルありますしねぇ。
「熱中症で救急搬送されたら数万円」が効果てきめん?
エアコンの電気代は高いという昔のイメージで気にする高齢者には、「熱中症で救急搬送されて入院したら数万円かかる」と言ったほうが効果がありそう。
実際の治療費がいくらかかるかは程度によりますが、世間に迷惑をかけたくないと考える人には効きそうです。
あと、実家に数年前付けたエアコンがそうなのですが、電気代を表示してくれる機能があるエアコンもあります。
kwhあたり何円かの設定ができ、初期設定は27円になっていました。1日結構使ってても表示は150円くらい(5kWh強?)でした。
この表示ですぐに節約効果を感じられれば、エアコンを使ってもらいやすくなるかと。