新型コロナ第9波は変異株「EG.5」が主流
現在、新型コロナの第9波がきているとみられますが、その主流が感染力の高い変異株「EG.5（通称・エリス）」になりつつあると。
先日、自治体から9月のワクチン接種券が届いたのですが、ここで使われるのは「XBB.1.5対応ワクチン」（おそらくファイザー）なんですよね。
国立感染症研究所の解説によれば、「EG.5系統はXBB.1.9.2系統の亜系統」とのことで、XBB.1.5対応ワクチンを接種してどれだけの効果があるのか悩ましい。
忽那賢志氏の解説によると、EG.5系統やBA.2.86に対してもある程度効果が期待できるそうです。
新型コロナの変異の早さで後手後手になるのは致し方ありませんね…
コロナワクチン接種開始からもうすぐ3年
思えば、新型コロナワクチンの接種開始が2020年の秋から冬なので、もうすぐ3年になります。
SNSや一部の書籍では「ファイザーの元副社長が」「コロナワクチンを打てば、2年以内、遅くとも3年以内に死ぬ」と言っている、と騒いでいましたが、その3年です。
まるでノストラダムスの大予言の「1999年7の月」を過ぎて8月になった感じですね。
それを言ったとされるマイケル・イードン氏は、「新型コロナワクチン動物実験責任者」などと書いている人もいましたが、どうやらそれらは誤りのようです。
ファイザーのアレルギー・呼吸器疾患の研究開発部門の責任者という立場にあったようですが、ワクチンの研究者でないし、もちろん副社長でもない。
「VP（ヴァイスプレジデント）」という役職を持っていたから「副社長」としたのかもしれませんが、通常は本部長・部長・次長クラスのポジションとのこと。
プレジデントとヴァイスプレジデントの間には、エグゼクティブ・ヴァイスプレジデントやシニア・ヴァイスプレジデントがいるものだと。
本来は助教なのに、アシスタント・プロフェッサーを「助教授」と自称して憚らないような盛り方ですね。
まとめると「元ファイザーの研究者・薬理学者（ウイルスの研究者ではない）が言ってた」だけということです。
もちろん、mRNAというこれまで実用化されてなかったタイプのワクチンですから、リスクを感じるのは当然のことだし、実際に副反応で亡くなった方もおられます。
その中で、嘘あるいは盛った肩書・経歴がデマ情報の信憑性を強めてしまうことには、常に気をつけておかないといけませんね。
