「勝ち組」家庭の残酷な真実
「世帯年収1000万円」は経済的な成功の目安とされています。しかし、ひと時代前に比べて、その実質的な経済力は大幅に下がっています。
資産の金額では「億り人」という言葉があるように1億円が大台となっています。米ドル換算ではかなり減ってしまいましたけど。
年収の金額では「1000万円プレイヤー」が昔から使われてましたし、俗に「勝ち組」と言われる一つの目安だと思います。
独身であれば年収1000万円は余裕あるでしょうけど、結婚して大都会に住んで子どもを育てる世帯年収1000万円はあまり余裕はないのでしょうかね。
住居費と教育費が高い
よく「東京は物価が高い」と言われますが、大都会では高い商品を扱っているお店もあってそう見えるだけで、食品では大差なく、逆に競争がある分野では都会の方が安いものもあったり。
生鮮品以外はネット通販のおかげで都会と地方の差がなきに等しいですしねぇ。
結局のところ、大都会が高いのは住居費と教育費に集約されるのでは。共働きで保育園に預けて働く場合には、保育園費用もこれに含まれますかね。
教育費の高さについては記事でも触れられている通りで、大都会で世帯年収1000万円となると小学校くらいから私立に入れたいとか考えるでしょうからね。
地方だったらそのような選択肢自体がそもそもないところも多いのですが。
小学校からずっと私立で大学も私立となったらそりゃお金がかかります。
そこに年収が高くなると児童手当や高等学校等就学支援金の対象から外れてしまっては、そりゃ余裕がなくなるというもの。
あくまで「余裕がない」だけであって、生きていくのもつらいレベルではないと思いますけど。
子どもがいないパワーカップルが幸せ?
住居費は1人でもかかるので、1人で住むより2人で住むほうが住居費が安くなってる状態の世帯年収1000万円の夫婦が一番余裕あるのかも。
食費にしろ光熱費も2人の方が安く抑えられますからね。あくまで金銭的な面だけでの話ですが。
「子どもがいる女性のほうが幸福度が低い」となる大きな理由の一つ(日本限定?)なのでしょうか。
子どもがいると子ども繋がりの人間関係で、周りに合わせた消費行動が増えたり、見栄・世間体が気になるものですからねぇ…