健康食品の「こんなに効く」は信用できない
小林製薬の機能性表示食品・健康系サプリメント「紅麹コレステヘルプ」が腎疾患を引き起こして回収騒ぎとなっている中で、タイムリーな記事ですね。
健康食品は実際に効果が低いというのは事実で、効果が高いなら医薬品指定か危険物指定されます。
天然の植物の中にも、漢方薬のように薬になるものもあれば、毒性のあるものもあり、そのどちらでもないのが健康食品とも言えます。
「毒にも薬にもならない」レベルならまだいいけれど、今回は想定外の毒になってしまったから洒落になってないわけですが。
実際、健康食品として売られている商品を原因とする健康被害は時々起きているので、効果が低いのにリスクがあると言えますかね。
小林製薬が傾くほどの効果?
新開発の医薬品については、効果が認められたり許認可の進展によって医薬品メーカーの株価に大きな影響を与えます。
医薬品メーカーといっても、医薬品分野は4分の1ほどで、アイディア商品とそのネーミングで日用品に強みがある小林製薬だっただけに、まさかの展開です。
中国で「神薬」とされる12の医薬品・日用品のうち小林製薬の商品は5つを占めるほど評価が高かったですし。
今は株価が下がり続け、発表や対応の遅れからブランドにも悪影響もありそう。
今後は紅麹関連商品の販売先会社への損害賠償もありそうだし、どこまで影響があるのやら。
入社式は取りやめになったそうですが、新入社員は不安でしかないでしょうねぇ…