「5億円あれば年利4%年収2000万円で一生遊んで暮らせる」
Abemaの『7割の人が望む「FIRE」 “資産3000万円で節約しながらのリタイア生活”は幸せ?』などで、どれだけの資産があればFIREできるのか、幸せなFIRE生活を送れるのか、というのがまた盛り上がっていますね。
「5億円あれば年利4%年収2000万円で一生遊んで暮らせる」は、ぐぐっても5chのまとめ記事しかヒットしなかったですけど…
元々FIREは贅沢を前提としないものだと思っていましたが、記事中のかなり生活費設定が高いのは「夫婦2人」で考えていることもあるようです。
「FIREを検討してもよい資産の目安は3億円」
トレーダーの志摩力男氏によると、「FIREを検討してもよい資産の目安はインフレも考慮して3億円」。
4%ルールで言えば1200万円を生活費に回せますが、夫婦2人でインフレを考えると贅沢とは言えない普通の生活のイメージかもしれません。
単身者であれば1.5億~2億円になるのかな?
まぁ大金稼いでるトレーダーの人の感覚ですからね…
新しいムーブメントとしての「FIRE」ではなく、昔ながらの「早期リタイア」のイメージで語ってる感じです。
3億円だと夢がなくなる…
2018年にFIREが話題になりはじめた頃の記事を改めて読み返してみると、火付け役とされる方の金融資産は60万ドル、支出は夫婦と子ども1人の3人家族で3人家族で年2万4000ドルでした。
アメリカのほうがインフレ率が高く、生活費も膨らんでいる一方で金融資産も増えてそうです。
同じレベルの資産でFIREした人の中には、生活費が増えたためにまた労働に戻った人もいるかもしれません。
ただ言えることは、FIREムーブメントが注目を集めたのは、多くの人が「これなら自分でもできる」と夢を抱いたからでしょう。
逆に言うと3億円が必要と言われると夢がなくなってしまいます。
贅沢ではなく(働かない)自由を求めている点もFIREムーブメントの特徴ですし。
とは言え、インフレが続くと厳しいし、先行きが見えないのは間違いありません。
元記事にあるように、2%ルールで支出の50倍の資産を持つか、セミリタイアで収入を獲得するほうが現実的となるのでしょうね。