マネーリテラシーと年収・貯蓄額の関係を分析
1.男性/上の年代の方が、評価テストのスコアがやや高い傾向
2.スコア最上位層の9.8%が年収1,200万円以上、15.7%が年収900万円以上
3.スコア最上位層の25.5%が貯蓄額2,000万円以上、47.1%が貯蓄額1,000万円以上
4,マネーリテラシーが高い人ほど投資に積極的
20歳以上の男女782人に対し、金融行動と金融知識に関する質問でマネーリテラシーを測定した上で、年齢や年収との関係を分析したレポートです。
マネーリテラシーが高い人ほど年収が高い・貯蓄額が多いという傾向が示されています。
年齢が高いほどマネーリテラシーが高いというのもあるので、そりゃ年齢が高い人のほうが若い人よりも高年収で貯蓄額が多いのも当たり前なんですが。
こういうのは同じ年齢層で比較したほうがいいんですよね。
学歴との相関もありそう
また学歴が高いほど年収が高いのは元々あり、学歴(数学の能力の高さ)とマネーリテラシーの高さも相関も考えられます。
つまりこの調査を単純化すると「マネーリテラシーを高めれば年収や貯蓄額が増える」という風に見えますが、そこまで単純化はできないかと。
マネーリテラシーを高めれば無駄遣いが減りリスクの高い投資に手を出すこともなく、貯蓄額は増やせそうですけどね。
投資をすることでマネーリテラシーは高まる
年齢が高いほどマネーリテラシーが高いのは、おかねにまつわる成功・失敗を経験して、高まったことも考えられます。
マネーリテラシーを高めると投資に積極的になるというのもあるでしょうけど、投資に興味を持ったり実際に始めると、経済への関心が高まり、結果としてマネーリテラシーが高まる効果があります。
どちらが先かという話ではないですね。相互に作用するものだと思います。
そもそも、こういったアンケートは副業(ポイ活)としてやっている人が多いと考えると、比較的マネーリテラシー(節約意識)も貯蓄額も高い人が多いと推察されます。
マネーリテラシーが高くすれば全てが良くなるわけではないものの、損をすることはないでしょうから、高めておくにこしたことはありませんね。