「これさえあれば」を求めがち
「これさえあれば」や「○○するだけ!」といったタイトル・謳い文句は世の中に溢れているので、それだけ目を惹くし売れているのでしょう。
確かに「○○だけダイエット」は、入り口が簡単そうなイメージを持ってしまいますよねぇ。複雑なダイエットは、モチベーションの維持が大変ですし。
物事はシンプルにした方がわかりやすく、伝わりやすく、始めやすい。これからも「これさえあれば」や「○○するだけ!」は使われ続けるのでしょう。
ポジティブであればいいのか?
「ポジティブ思考」はプラス面が多いと思いますが、それだけでいいと考えるのは危険ですね。
「楽観的な人」が長生きできるという研究結果もありますが、「楽観的であればいい」と単純に考える人は少ないでしょう。
なぜなら「楽観的」という言葉には、印象の悪さがあるからです。慎重さがなくて失敗するイメージや、見通しが甘くて思い通りにならないですよね。
逆に「ポジティブ」という言葉の持つ印象の良さが「ポジティブであることがすべて」を信じさせてしまうのでしょう。
逆に悪い印象の「ネガティブ」だって、見方を変えれば慎重さを表していて、必要な場面もあるはずなんですけど。
ネガティブだけど生きてます
私はネガティブに考えがちな人間なので、「ポジティブであることがすべて」なんて言説は信じたくないです。
ポジティブ・ネガティブ、楽観的・悲観的どちらも必要なもので、両面から見る方がいいはずです。
こういう場合にはポジティブに、こういう場合には楽観的に、という意味ならわかりますが、全てではないですよね。
しかし本やネット記事のタイトルは目立つ方がいいので、これからも「これさえあれば」や「○○するだけ!」はなくならないんでしょうねぇ。