貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

「がんは放置で治る」とは思ってないけど、放置で緩和ケア希望

がんを放置したらどうなるのか

gendai.ismedia.jp

がんは放置で治る」は未だに信じてる人多いんですかねぇ。本人が死んじゃったら恨まることがないからいいのかもしれない。

がん治療をしたからといって必ず治るわけじゃないし、未だに「不治の病」的なイメージも強いのでしょうがないですね。

流石に前立腺がんのように、生存率の高いがんは積極的に治さないと、と思いますけど。

放置で治るのなら、とっくに治ってるはず

でも、「がんは放置で治る」のだとしたら、そもそもそこまでがんが大きくなる前に治ってないとおかしい、と思ってしまいます。

つまり、がんが発見されるまでは放置だったのに、治らないまま進行して大きくなったから発見されたわけです。

そこでそのまま放置でいいのか?というと疑問ですよね。もちろん、色々手を尽くした後の話であればわからないでもないです。

化学療法での副作用の影響が大きいのは誰もが知るところなので、そんな苦しい思いをするなら放置の方がいいように感じてしまうのもわかるのですけどね。

QoLが大きく下がる治療をしたくないと思うのは人間として当然のことです。

体力が衰えた高齢者なら放置の選択もあり

ただ、何でもかんでも手術・治療をするのがいいかというと、体力がないならしない方がいいと思います。お金がないならなおさらです。

手術・治療で元通りの生活ができる見込みがあるならした方がいいです。でも手術・治療をしたとしても、しなかったとしても、健康寿命は終わっているので同じです。

先日、「自分が健康で生きたい目安は75歳」という記事を書きましたが、75歳を過ぎてがんになったなら、治療よりも緩和ケアにしたいです。

www.retire2k.net

緩和ケアで生存期間が延びた」という結果が出ているならなおさらのこと。

手術・治療後に大変な入院・通院生活をするなら、緩和ケアの生活の方がずっとストレス少なく過ごせそうですからね。

がん外科医の本音