40~50代を襲う「むなしさ」
45歳前後で「人生の折返し」の感覚を持つ人が多く、前半戦を振り返った時に、後悔の念が襲ってくるのは私も感じてきました。
私に襲ってきた「むなしさ」は、ずっと居続けたIT業界がどんどん悪い方向へ行っていて、もうダメだろうと思ったことかな。
それがセミリタイアに踏み切るタイミングを決める大きな要因になりました。早く逃げ出したいという思いが強かったということです。
「このまま居ても先はないな…」と思ったけど、違う職種・分野への転職も難しいと判断したわけです。
もちろん、もう少ししがみついても良かったとは思いますけどね。
ずっと全力疾走してきたら…
私の場合は、途中で無職期間があるので振り返ることができました。
一つの企業で全力疾走のようにがむしゃらに働いて、振り返ることがなかった人が、40~50代で立ち止まって振り返ると、とてつもないむなしさに襲われるかもしれませんね。
自分が望んでいた人生から、どんどん道を踏み外していたとしても、それが少しづつだと気付かなかったり、戻せないままだったり。
そして振り返ると、「自分の人生、これでいいのか?」と思ってしまいがちです。「自分の人生、これでいいのだ」と思える人の方が少ないでしょう。
自問自答は当たり前のことだし、たらればは常に考えて後悔をしてしまうものです。
どちらを選んでも後悔をする
立ち止まって振り返った時、「このままだと、きっと後悔する。」と思って行動に移したらそれで後悔のない人生を送ることができるでしょうか?
私はそれはないと思います。行動に移したら移したで、「辞めときゃよかった」と後悔するかもしれません。
前に進んで後悔するかもしれないし、留まって後悔するかもしれない。逆の側の結果はわかりようがないのだから、常に後悔はつきものです。
私はどうせ後悔するならチャレンジした方がいいと考える人間ですが、全ての人にとってそれが正しいとは思いません。
でもこれまでの人生が「むなしい」と感じているなら、チャレンジした方がいいかもしれません。
記事にあるように、時間は限られているし、一度きりの人生ですからねぇ。