50代のリアルな貯金事情
50代の86.5％が「老後の生活資金が不安」という結果ながら、現在の貯金が500万円でも満足という人がいるんですね。
これは「老後資金が500万円あれば満足」という意味ではなく、「これから貯める」という意味でもあるのでしょう。
いくつかのパターンで考えてみると…
- 住宅ローンが終わったのでこれから貯められる
- 子育てが一段落したのでこれから貯められる
- 退職金が期待できる（大企業・公務員など）
- 親の遺産が期待できる
50代である程度年収が増えている人で、住宅ローンや子育ての出費が終わった人は、これから貯める時期です。まだまだ挽回のしようがありますね。
親の遺産は期待しない方がいい
まぁ親の遺産はあまり期待しないほうがいいと思いますけどね。要介護になって使ってしまう可能性もありますし。
介護のために仕事を辞めれば、50代での貯金計画が全て泡と消えてしまいかねないです。
実家の不動産も、場所によりけりですが地方で空き家が増えている地域は、この先どんどん下がっていくと思われます。売りにくくなっていくでしょうね。
50代の貯蓄中央値は900万円
2人以上世帯の50代への調査で、平均貯蓄額は1,481万円、中央値は900万円だそうです。
貯金ゼロと100万円以下と答えた人が20％を超えています。5人に1人が貯蓄100万円以下ということになります。
やはり、住宅ローンや子育てであまり貯金できてない人が多いのでしょうか。
50代でのラストスパート次第ですね。そんな矢先に年収大幅ダウンになったら怖すぎですけど…
節約は毎月の貯金額を増やし、老後の支出を減らす
50代で子育てが終わっていると、大体の老後の生活費支出も見えてくると思います。
ラストスパートのために節約をすると、毎月の貯金額が増えるのはもちろんのこと、老後の生活費支出を減らす効果があります。
貯金のペースが上がり、貯金額が増えるだけでなく、「（自分にとっての）老後に必要な資金」が少なくなります。
既にきっちり節約してきた人には馬の耳に念仏かもしれませんが、無駄遣いが多い人は伸びしろがあるわけですね。
