十分な備蓄をしていない人たち
昨年、大型台風19号が発生した際に、都内のスーパーから食料品がごっそり消えるという買い占めパニックが起きた。外出しなくて済むように、数日分の食料を一気に買い込んだ人が続出したためだ。そして今年3月25日、東京都が開いた新型コロナウイルスについての緊急記者会見の後にも再び買い占めパニックが起きている。この短期間でなぜ2回も買い占めが起きたのか。その原因は、日本人の防災意識にあった。
もっと備蓄しておけばいいのに…と言ってしまえばそれまでかもしれませんが、日本の住宅事情もあるのではないかと。
そしてそれは都会ほど狭い部屋に住んでいる人が多くなるわけですし。
もう一つの理由は「ミニマリスト」志向の人が増えているからかもしれません。
狭い部屋に住んでいる人は、所有するモノを減らした方が快適に過ごせるので、賢明な選択とも言えます。
長期化するウィズコロナ生活で意識が変化
ただ、台風などの自然災害は一瞬で過ぎさるもの、だからせいぜい1~2日分の備蓄があればいい、という認識になるのかもしれません。
しかし新型コロナは長期化が予想され、また第2波、第3波の流行の度に外出自粛要請が出る可能性もあり、ミニマリストも一定の備蓄をする生活に変えています。
スーパーやコンビニを「自宅の冷蔵庫代わり」にするような生活は流石にやりすぎだと思うので、極端なミニマリストは大きく減りそうです。
あくまで最低限の備蓄・ストックを持っておくということであって、全く逆に振れることを意味しませんが。
一人暮らしの男性は何を備蓄すべきか?
それは備蓄をあまり持たず、外食や近所のコンビニ頼りの生活をしているような一人暮らしでも同じです。特に一人暮らし男性で多いというのも間違いないと思います。
では一人暮らし男性が備蓄すべきものは何か?と問われれば、普段からカップ麺やレトルトカレーなどを食べているのなら、それを常にストックしながら賞味期限に近いものから食べていくのがいいでしょう。
ただ、一人暮らしで怖いのは災害よりも自分が病気で寝込んでしまった時です。
そういう時のために、レトルトのおかゆや雑炊を備蓄しておくと、病気の備えにも災害の備えにもなります。普段食べる機会がないのが問題ですけどね。
ちなみに、私の場合はカロリーメイト(パチもん含む)が一番の備蓄食料&ローリングストックになっています…