コロナ禍で妊娠届が前年比大幅減
新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令中だった5月に全国の自治体が受理した妊娠届の件数は6万7919件で、前年同月比17.1%減だったことが21日、厚生労働省の調査で分かった。1~7月の累計も前年同期比5.1%減の51万3850件で、同省は新型コロナの影響で妊娠届の提出や、妊娠自体を控える動きが出ている可能性があるとして詳細な分析を進める考えだ。
1年前の5月と言えば、令和元年スタートの月なのでちょっと特殊要因が入ってるんじゃないの?
と考えましたが、実は2019年=令和元年(4月30日までは平成31年)の出生数は過去最小の86万4千人でした。
妊娠届から出産まで、タイムラグは半年程度あるとしても、令和元年(2019年)が特別増えたということはなく、ただ2020年が新型コロナの影響で下がっているのでしょう。
5月は外出自粛だったので、前後にならすと10%くらいの減少でしょうか。
婚姻数も減少してさらなる少子化傾向が続く?
外出自粛によって少子化が進むであろうことは、誰もが予想していたことだと思います。
婚活パーティなども開きにくくなり、オンライン婚活へとシフトしていますが、やはり婚姻数の減少も予想されます。
その結果が出生数の減少へと繋がりますから、少子化が一気に進むことが考えられます。
年金に影響が出るのは20年後
2020年の出生数の減少が年金に影響を与えるのは、生まれた子どもたちの年金納付義務が生じる2040年ごろからです。
20年後には年金受給開始年齢は65歳よりも後ろになっている可能性が大ということかもしれません。
団塊の世代の大半が亡くなっていると思いますから、その頃の年金財政がどうなっているかはわかりませんけどね。
前回の南海トラフ巨大地震は1944年(昭和東南海地震)と1946年(昭和南海地震)でしたが、ちょうど100年の2040年代に起きるのではないかと考えています。
超高齢化社会の中で巨大地震が起きたらどうなるのやら…
それくらいに死んでも悔いが残らないように、今のうちに楽しんでおきたいものです。