「ポイ活」の意外な落とし穴
「賢くポイントを貯めていきたい」それはポイ活消費者であれば誰もが思うことだろう。しかし、ついつい「ボーナスポイントがついておトクだから」といならないものまで買ってしまうなどポイント以上に浪費を繰り返していると、途端におトクとは正反対の“キャッシュレス貧乏”状態に陥ってしまう可能性がある。
「ポイント欲しさに余計な買い物をしてしまう」や「お金を使った感覚がなくて使いすぎる」という(一部の人に表れる)デメリットは、スマホ決済や「ポイ活」が今のように話題になる以前から言われていたことです。
「意外な落とし穴」と言うから何かと思ったら、意外でもなんでもなかった。
いや、もっと意外なものを期待して記事を見たので、逆に意外すぎて灯台下暗し的な?
「お金の可視化」はむしろキャッシュレスの方がしやすい
現金派を自称する方の中には、「クレジットカードを持つとついつい使いすぎてしまう」という理由を挙げる方が多いと思います。
現金は支払い時に財布からお金を出す行為に痛みを感じるとか、財布の中の残金が少なくなった・軽くなったと実感できるとかがあるのに、クレカ支払いではそれがないのが大きな理由でしょう。
つまり、この記事で言う「お金の可視化」とは、財布の中のお金が減っていく感覚、財布が軽くなる・薄くなる感覚なのかな?
クレジットカードは決済が反映されるまで時間がかかる(昔は特にかかっていた)のでそれもよくわかります。
ただ、スマホ決済では決済額がすぐに反映されるし、それが履歴として残るので、いつどこでいくら使ったかという個々の支出についての可視化は、むしろキャッシュレスの方が明確です。
財布の中の残額だけで「お金の可視化」ができていると考えるのは、逆に危険でしょう。
いいとこ取りは現金チャージ型キャッシュレス決済
しかし財布の残額で可視化をしたいし、キャッシュレス決済とポイ活もしたい、という人が、いいとこ取りをするとすれば現金チャージ型キャッシュレス決済を使うことでしょう。
現金チャージ型なら、チャージする時に財布から紙幣が出ていくので痛みを感じるし、残額が減ったのが目で見てわかります。
一方で、決済履歴はスマホなど確認可能。スマホ決済なら特に便利に履歴を見ることができます。
さらにLINE Payのように、家計簿アプリと連携が容易なスマホ決済もあります。
ポイント獲得のために余計な買い物をして使いすぎるのは要注意ですけどね。