貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

「余人をもって代えがたい」はネガティブに感じる

東京五輪組織委員会の森喜朗会長が辞意

www.sankei.com

女性を蔑視した発言だと国内外から批判を浴びていた、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が辞意を固めたと報道されました。

森喜朗会長がいないと東京五輪は中止になるぞ!」という脅しのようなことを言う人もいましたが、このコロナ禍の中でもう中止にした方がいいと思ってる人には好都合なので全く脅しになってない…

また、森喜朗会長を「余人をもって代えがたい」として会長職に不可欠な人物だから留まってほしいと擁護する人もいましたが、どうもその言葉はポジティブな印象を持てなくなっています。

森喜朗会長は当初辞任の意向を持っていたのに、それを慰留して問題を大きくしてしまった周辺の人たちも一緒に辞めた方がいいかもしれませんね。

「余人をもって代えがたい」検事長は…

余人をもって代えがたい」がネガティブワードに感じる大きな理由は、黒川弘務検事長の定年延長理由として用いられたことです。

www.tokyo-np.co.jp

何十年かに一度の五輪組織委員会のトップとは違い、検事長は定年で人が代わっていくものなので、その人でなければできない、では困るんですけどね。

余人をもって代えがたい」は「その人にしかできない、他の人に代わりにやらせることができない。」という意味ですから。

また森喜朗会長の場合は、高齢でいつ何が起きるかわからないので、頼りっきりになっても困ります。

その人が組織のトップにいることでプラスがあることは間違いないのでしょうけど、マイナスが大きいなら辞めるべき。

その人を評価するにあたって、「余人をもって代えがたい」は便利な言葉かもしれませんが、あまり適当に使うとどんどんネガティブな言葉になってしまいます。

後任の会長は「敗戦処理」担当かもしれない

森喜朗会長の後任として、川淵三郎日本サッカー協会元会長の名前が上がっています。

日本バスケット協会のゴタゴタをまとめた経験もあり、有事に向いている人だとは思いますが、どうみても火中の栗を拾う役割ですわなぁ。

そして仮にIOCが東京オリンピックの中止を決断したら、それを受け入れて「敗戦処理」をしないといけない立場です。

そういう意味で、森喜朗会長は「余人をもって代えがたい」存在だったのかもしれませんね…

なんてこった! ざんねんなオリンピック物語