貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

年金受給開始年齢が70歳になる最悪のシナリオ

年金受給開始年齢「70歳」は避けられない?

gentosha-go.com

平均寿命はまだ延び続けているので、年金受給者は当面、大きくは減りません。

ならば、年金財政を破綻させないように運営する手段は以下の3つしかありません。

1.年金保険料を上げる(収入を増やす)
2.年金支給額を下げる(支出を減らす)
3.年金支給開始年齢を引き上げる(年金受給を70歳からにする)

実際には、これら3つの手段を総動員しないと、日本の年金財政は破綻し、年金制度は持続可能にならないと筆者は考えています。

日本の年金財政は常に危険な状況にあるのは間違いありませんが、ここまでもずっと3つの手段を総動員してきてるんですよね。

厚生年金の定額部分(老齢基礎年金)の支給開始年齢が65歳に改定されることが決まったのは平成6年(1994年)改正で、3年に1歳ずつ、平成13年度(2001年度)から12年かけて引上げられました。(さらに女性は5年遅れ)

平成12年(2000年)に厚生年金の報酬比例部分(老齢厚生年金)の支給開始年齢が65歳に改定されることが決まり、男性は平成25年度・女性は平成30年度から、12年かけて引き上げ中。

そして平成16年(2004年)の年金制度改革により、平成29年度まで毎年年金保険料の引き上げ(収入を増やす)と、マクロ経済スライド(支出を減らす)が導入されました。

「100年安心」って言ってたんじゃぁ…

3つの手段を総動員して、平成16年の改正時には坂口厚生労働大臣が「100年安心」(100年間は制度を維持できるという意味で)と発言していました。

舌の根も乾かぬうちから、というかまだ制度改革が完了しきってないうちから、もう次の総動員をしなければならないというのはねぇ…

また、年金受給開始年齢が「70歳」というのも現実的ではなく、あるとすれば「68歳」ではないかと。

その理由は、財務省の財政制度分科会で提案が出た時も68歳だったからです。

www.sankei.com

イギリスが68歳への年金受給開始年齢引き上げを決めていることもありますし、70歳よりはインパクトが弱く済みます。

すんなり議論がまとまるとも思えず

ですから、あるとすれば68歳への引き上げ。3年に1歳ずつ上げていくなどのスケジュールに関しては予想シナリオ通りだと思います。

あと10年ちょいで65歳になる私は、そのシナリオ通りなら67歳支給開始になるかもしれません。

議論が紛糾して最短シナリオにならなければ、ギリギリ65歳から受け取れるかなー?くらいですね。

厚生年金の収入を増やす手段としては、労働者の給料を増やす方法もあります。手段を総動員すると言うなら、こっちも議題に挙げないと。

貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください!