孤独な子育て=「弧育て」の実態
現在の日本は核家族化が進み、かつての妊娠・出産・子育て事情はますます家族単位で完結するようになってきています。そんななか、現在も猛威を振るっている新型コロナウイルスの流行にともない、渦中に妊娠・出産・育児をしている家庭はさらなる孤独な子育てを強いられています。
コロナ禍で他のママ友と接したり子ども同士を遊ばせたりする機会が激減し、孤独を感じるママが増えている実態の調査です。
孤独な子育てを「弧育て」って言うんですね。
あれ?「孤独」なんだから「孤育て」じゃないの?とすぐに思いました。誤字かと思ったんですが、敢えて「弧」の字をあてているのかな?
「孤」の意味は「みなしご」
なぜ敢えて違う字を使っていると思ったかというと、「孤」の字は単独で「みなしご(親をなくした子)」の意味があるからです。
「孤児」がまさにこの意味での使い方。第2の意味として「ひとり」がありますが、やはり「孤育て」だと親をなくした子を親に代わって育てる意味に取られかねませんよね。
かといって「弧(arc)」が意味としてぴったりハマっているとも思えません…
「弧育て」よりも「孤育て」の方が主流
しかしながら、実態としては「弧育て」でぐぐると「もしかして: 孤育て」になるし、「孤育て」記述の記事がほとんどなので、圧倒的に「孤育て」が使われているようです。
新型コロナ以前から使われていて、問題として認識されています。コロナ禍でさらに問題が大きくなっているのでしょう。
「孤育て」と「弧育て」、どちらがいいのかは別にして、しばらく続くコロナ禍の中でこの問題への対応は考えていかなければなりませんね。