貯金がそんなに大事?
がまんや辛抱で貯金をしても、手に入れた物がそのがまんに見合った価値があるかどうかわからないじゃないか。先行き払えそうなら、いまお金がなくてもなんとか手に入れてしまい、満足できたら機嫌よく働いて借金を返せばいいじゃないか──そう思うようになったのだ。
政府から提起された「老後資金2000万円問題」は、投資や保険の業者にとって便利な煽り文句になっただけで、ただ不安に感じる人が増えてしまったように思います。
この記事はそれに対する逆張り記事ですかねぇ。
64歳まで貯金らしい貯金をしたことがなかったという女性記者。一定数いる「貯蓄がない世帯」は、貯蓄できないくらい苦しい生活を強いられている人ばかりではなく、この方のように貯金できないタイプの人もいるんでしょうね。
「宵越しの銭は持たない」と言われたかつての江戸っ子気質の人なのかな?
我慢して貯金しても…
「がまんや辛抱で貯金をしても、手に入れた物がそのがまんに見合った価値があるかどうかわからない」という感覚は、ある意味正しい。
「老後のため」と必死に我慢して貯金をして、いざ老後になった時に「若いうちにもっと遊んでおけば良かった」感じるかもしれないわけで。
必死に我慢してお金を貯めていざ早期リタイア(FIRE)した時に、「あれっ?おもてたんと違う」と感じるかもしれません。
もちろん、逆に貯金を全くしないでいると「もっと貯金しておけばよかったー」になる可能性も高い。
老化で身体が思うように動かなくなったら「働きゃなんとかなる」という自信も失っていくでしょうしね。
極端な事例は他人にオススメしない
「老後資金2000万円でも全く足りない」と不安を煽るのも「貯金ゼロでも大丈夫」と個人的な楽観論を唱えるのも両極端でどうかと思います。
生き方は人それぞれなので、自分はこういう生き方をすると堂々と宣言するのはいいと思いますが、他人にオススメするものではないですね。
早期リタイア(FIRE)・セミリタイアもそうですし、私のような貧乏セミリタイア生活なんてなおさら他人にオススメできません。
一つだけ言えることは、自分のやりたいように生きられることが幸せだということです。