見知らぬ人はすべて「不審者」
有名な事例だと名プロ野球選手落合博満氏のご子息で、現在は声優として活躍している落合福嗣氏が不審者扱いされたという事があった。落合氏が平日の昼間、普段行かない公園で3歳の長女と遊んでいたところ、近くにいたお母さんたちに警官を呼ばれたそうである。
父親が自分の子どもと遊んでいても通報されるのでは、育児休暇で平日に休みをもらってもどこに遊びに行けばいいのやら。
日本の場合は制度を整えるだけでは足りず、平日昼間に公園で父親が子どもと遊んでる姿が当たり前の認識になるまで時間がかかりそう。
平日昼間に働いていないのはおかしいことか?
落合博満氏が自分が不審者扱いされて通報された経験談をTwitterで語ったきっかけは、こちらの公園のベンチで座ってただけで通報された中年男性の記事でした。
通報理由は「普段見かけない男性だから」なのかな。疑心暗鬼になるのはしょうがないけど、それで出動せざるを得ない警察だってたまったものではないですよねぇ。
この件が何曜日だったのかはわかりませんが、平日の昼間に公園で休んでいる中年男性は、無職違いないとか決めつけられてそう。
シフト制のサービス業で働いていたら、平日休みや平日の昼間に時間があるケースだってあるのが当たり前の時代なのに。
今ならリモートワークの気晴らしに、お昼に自宅近くの公園に出向いて気分転換とかもあり得るケースです。
ちなみにプロの空き巣は営業などを装うためにスーツや作業着を来ているので、着ている服で判断するのはとても危険です。
こっちだって疑心暗鬼になる
平日の昼間に公園でおちおち休憩もできないことを悲しく感じるのは、私もまさにそのケースで一度職務質問を受けた経験があるからです。
子どもが遊ぶ遊具はほとんどなく、子どももいなくて人気のない公園で、居やすかったのですが。
不用意に子どもに声をかけようものなら、不審者情報になってしまうので絶対にできません。
小さな子どもを持つ親が「普段見かけない中年男性」に疑心暗鬼になる人の気持ちはわからないでもないですが、こちらも「中年男性というだけで不審者扱いして簡単に通報する人」じゃないのかと疑心暗鬼になってます。
そんな「悲しい世の中」になったということですねぇ…