絶望的な状況を体験する「コバヤシマル・シナリオ」
「スタートレックに学ぶ」というから何かと思えば、幹部訓練生向けのシュミレーショントレーニング「コバヤシマル・シナリオ」でした。
昨年末に一ヶ月だけアマゾンプライムに登録(無料)した際、2009年以降に制作された平行宇宙(ケルヴィン・タイムライン)を舞台にした『スター・トレック』シリーズを観たばかりです。
この作品ではカーク船長がプログラムを書き換えて「コバヤシマル・シナリオ」をクリアするシーンが描かれています。
その後、査問委員会にかけられて謹慎処分が下されてしまいました。
「コバヤシマル」はWikipediaに1つの項目として書かれているほど有名です。
ルールを破ってはいけないが
「コバヤシマル・シナリオ」のエピソードは、カーク船長が時としてルールを無視したり、ルールや常識にとらわれない自由な発想で問題を解決する人物であることを表したものです。
ルールを破るのはよくありませんが、新しいものを創ったり、今までとは違う方法での問題解決には、常識にとらわれない発想が大切。
また、ルールは絶対に守らなければいけないと考えるのではなく、必要があればルールを変えるという考え方も持つべき。
日本がルールの範囲でなんとかしようと頑張っていたら、ルールを変えられて最初からやり直しになることもありますねぇ。
スポーツの世界、今やってる冬季五輪の種目であればスキーのノルディック複合やジャンプ競技でルール変更で日本が不利になったことがありました。
勝ち過ぎているとルール変えて面白くしようって考えるんですよねぇ。
その中でのノルディック複合団体は28年ぶりのメダル獲得は素晴らしい結果でした。
ゲームチェンジャーが現れて欲しい
ビジネスの世界においては、常識にとらわれない発想でブレークスルーを起こし「ゲームチェンジャー」となる存在が現れて欲しいと思っています。
そしてそれがルールを変えさせるくらいでいい。
例えば自動運転車の登場で、ルール(道路交通法)を変える必要が出てきます。
道路交通法があるから自動運転車を作っても走らせることはできない、と最初から自分で前提を作ってしまってはダメ。
流石に世界的に開発が進む自動運転車でそう考える人はいないと思いますけど、それくらいのものが出てくればいいですね。
長寿と繁栄を。