100円均一ショップは1兆円市場へ
2021年度の100円均一ショップ市場は前年度から5.8%増。店舗数は大手5社で1割増えているというからまだまだ成長してるんですねぇ…
2022年度にも1兆円市場になるのはほぼ確実でしょう。
イオンがキャンドゥを傘下におさめて、イオンの店舗の中に100均コーナーを作る展開も増えていくと思いますから。
既に私の近くのイオンのお店ではそうなっています(レジはイオンと共通)。
ホームセンターのコーナンの中にダイソーが入っているお店も増えました。商品が重なるものもあるけれど、メリットもあるんでしょうねぇ。
月600円は買ってないなぁ
1人当たりの購買額は月600円とのことで、消費税を入れたら5~6個ですかね。
私の場合は消耗品でタオルやデンタルフロスピック(50~60本入り)、綿棒(180本入り)などをよく買いますが、月に5個は買うほどじゃないです。
たまに買うのが台所用品や洗濯用品、USBケーブルなどの電気系小物ですが年に数個レベルですしねぇ…
近くにスーパーがない場所なら食品・飲料は重宝しますが。駅近のダイコクドラッグの100均コーナーとか。
相当なヘビーユーザーもいるから1兆円市場なんでしょうね。
インフレ突入で「100円均一」を続けられるのか?
「デフレの申し子」とも言われた100均はデフレが続いたからこそ、ここまで伸びたとも言えます。
ただこの先はコストアップや円安によるインフレが予想されますから、戦略の転換を迫られそうです。
1パッケージの内容量・個数を減らして100円で提供できるものはいいですが、100円じゃ無理だからと200円や300円商品が増えるのか、いっそ150円均一なんてことも?
でも大手メーカーが値上げすれば、節約志向で「100均の安い商品で我慢」する人も出てくるはず。給料のアップはインフレについていかないでしょうから。
「デフレの申し子」というよりも「不景気の申し子」や「給与減の申し子」というべきか。
100均がこれまでのような成長をするとは思えませんが、冬の時代が訪れるとも思いません。
生活必需品の分野では、「(ちゃんと選べば)十分使えるものが安く手に入るお店」のポジションは変わらないと考えるので。