貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

増えている「70歳以上の老後破産」 転落を避けるには

増える70歳以上のシニア破産

toyokeizai.net

当然ながら生活が破綻するケースも増えている。日本弁護士連合会(日弁連)の「2020年破産事件及び個人再生事件記録調査」では、60歳代以上の「シニア破産」は全体の4分の1を占めている。このうち60歳代の破産は16.37%。2002年の14.23%から約2%増えただけだが、深刻なのは70歳代以上だ。2.73%から9.35%へと大幅に増加している。

2020年の自己破産件数は71,678件、個人再生件数は12,841件なので、70歳代以上の自己破産件数は6700件ほどですかね。

個人再生件数を加えると8900件ほど? 決して少ない数字ではありませんね。

ただ70歳以上人口は2800万人以上いるので、70歳以上の全体に対しては0..03%くらいですかね。

本当の「老後破産」の数字

老後破産」という言葉は、老後の毎月の家計が赤字で貯金を取り崩しながら生活を続けて貯金が尽きるぞ、という煽り記事でよく使われます。

financial-field.com

本来の自己破産・個人再生は、借りたお金が返せなくなって申請するものですから、貯金が尽きたところでは「老後破産」ではありません。「老後破綻」ではありますが。

貯金が尽きる前に生活を大幅改善して収支のバランスを取れればセーフ。そう簡単なものではないですけど。

老後破産を避けるには

老後破産をする人には様々な事情があり、老前から借金があった人もいれば、貯金を取り崩して無くなった後に病気や事故などでまとまったお金が必要になりやむなく借金をした人もいるでしょう。

貯金を取り崩した老後生活は、貯金がゼロになる前に大幅改善してある程度残った状態でないと危ないですね。

夫婦の場合は配偶者が知らないうちに借金を作っていた、なんてケースもありうるのが怖いところですが…

カードローンやリボ払いは気軽に借金を作ってしまえる怖さもありますし、管理できない人は手軽に借金できてしまう手段を使えなくする方がいいかもしれません。

定年後ずっと使えるお金のルール