40代後半から60代前半の「マイルド老害」増加中?
「老害」とは周囲の人の意見を聞かず、迷惑をかける高齢者の振る舞いを指す。しかし、「たとえ40代、50代であっても、ちょっとでも自分の意見を押しつけたり、過去の小さな体験話をするなどすれば、老害認定されるケースも」と専門家。「最近の若い人は……」なんて言おうものなら一発アウトと心す、べし!
「老害」は、いわゆるインターネットスラングとして広まった言葉なので、言葉の定義がはっきりしていないと思います。
「迷惑をかける高齢者の振る舞い」など、いわゆる「迷惑老人」「キレる高齢者」と「老害」は別物で、むしろ自分の意見・価値観を押しつけたり過去の体験談(成功体験)を下に強いるのが本来の「老害」だと考えていました。
「ITが苦手」「手書きがいい」「印鑑がいい」などと、古いやり方・慣習を続けることを求めるなどです。
実際、辞書でも「企業や政治の中心にある人たち」が対象であると書いてあり、65歳以上の高齢者に限定した話ではありません。
企業や政治の中心ではないけれど、年齢や役職が上という立場で意見を押し付けるのは「マイルド老害」にあたるかもしれません。
まぁ同じタイプなので、まとめて「老害」でええんとちゃう?と思いますけど。
迷惑老人・トンデモ老人を「老害」と呼ぶ傾向は既に広がっているようで、辞書にも併記されるようになりそうです。
老害の3つの因子「自己顕示欲・執着・孤独感」
元記事では、老害の3つの因子は「自己顕示欲・執着・孤独感」だとしています。
リタイア後に満たされなくなるのが自己顕示欲や承認欲求であり、それが孤独感を生みますから、決して他人事ではありません。
そこで変化ができず、今までのやり方に執着しすぎると周りに迷惑をかけかねないですね。
聞かれてもいないのに自分の成功体験をひけらかしたり、同じことばかりするのは、私も気をつけたほうがいいかな。
セミリタイア生活では、どうしても同じルーティンを繰り返す日々になりがちですから。
とりあえず、「老害」という言葉の変化を受け入れるようにはします。