節約の秘訣は「リバウンドしない家計」
「節約はダイエットに似ているので、無理をしすぎるとリバウンドで散財するリスクがあります。支出をむやみに減らす前に、自分の買い物パターンや支出の傾向を把握して“お金が貯まらない理由”を明らかにするのが、節約のファーストステップです」
『ぽこりんママの家計管理・貯金・主婦の知恵ブログ』を運営しているぽこりんママさんの節約術についての記事です。
「節約はダイエットに似ている」という点については、私も以前から言っていることで、まさにそれ!という感じです。
節約もダイエットも失敗・挫折がつきもので、ストレスを溜めないように上手くやっていく必要があります。
その点において、特別費が1年でいくらかかるかを見積もり、そのための「積み立て貯金」と、将来のために貯める「純貯金」をわけるという考え方はいいですね。
何事も想定をして準備と覚悟をしておくと、それによって振り回されたり挫折感を味わうことがなくなりますから。
クレカとポイ活は封印すべき?
一方、クレジットカードとポイ活については「封印せよ」として否定しています。
その理由は「ポイントと引き換えに貯金が減っている」とのことで、クレカ会社の利益の分だけ損をしていると。
クレカ会社が決済のところで利益を得ているのは事実ですが、現金なら店と自分以外に誰も利益を得る存在がいないように見えます。
しかし、銀行で小銭を両替したら手数料を取られたり、現金を数える手間やその日の売上金を銀行に入れに行く手間などがお店側にかかっています。
つまり現金でも銀行の利益の分だけ損をしているわけです。
小規模店はクレカ・キャッシュレスの手数料率が高く、現金のほうがお得(クレカのほうが損)だとは思いますが。
「新紙幣」が財布を直撃
今年の7月には新紙幣への切り替えが行われますが、これによりATMやレジ、自動販売機の紙幣読み取り機器のリニューアルを迫られます。
この特需による経済効果は1.6兆円になるそうですが、「誰かが支払わされる」と考えると、「現金の流通と引き換えに貯金が減っている」となります。
まぁ完全に現金をゼロにするわけにはいきませんから、必要な支出ではあるのですが、クレカ・キャッシュレスの会社がただ暴利を得ているわけでもないということ。
むしろ今回の新紙幣への切り替えにより、キャッシュレス化が進むと予想されていますから、「封印」ではなくうまく付き合っていくのがいいでしょう。