「老後にいくらあれば安心なのか」
「老後資産はいくら必要か?」ですら、人によって年金も老後の支出も様々であるため、その答えは人ぞれぞれです。
ましてや「老後にいくらあれば安心か?」ともなると、「安心」という人の感覚によってしまうのでさらに人それぞれになります。
さらに実際に安心できるというお金を持ったとしても、また想定していない不安が湧いてくるかもしれません。
「多くの日本人が知らない」のは意外どころか当たり前の話で、知ってる人がいるのかと思うくらいです。
5000兆円くらいあれば誰でも安心できるかもしれませんが…
「ゼロリスク思考」に向かったらいくらあっても不安
そもそも「ゼロリスク」こそが「安心」だと考える人は一定数います。
SNSで目立っているからかもしれませんが、原発事故やコロナ禍でそういう人を目にする機会が増えました。
老後に資金についてもゼロリスク思考に向かってしまうと、いくらあっても不安になります。
100歳まで長生きした場合をはじめ、病気や介護、インフレや年金破綻や財政破綻リスク、さらには天変地異や戦争のリスクまで含めると安心できるはずがありません。
本当のお金持ちが核戦争に備えてシェルターを準備しておくのも、少しでも「安心」を得るためでしょうから。
どこまでリスクを許容できるか
結局、どこまでリスクを許容できるかという話になります。
しかしリスク許容度は人によって大きく違うため、全ての人にあてはまる正解はありません。
自分にとっての正解を見つけるしかありませんし、お金や人脈がなければよりリスクを覚悟して生きていくしかないですね。
最悪の場合は国・自治体に頼ることになりますから、もしもの時のための知識・情報は持っておいたほうがいいでしょう。
最初から国・自治体に頼る前提という話ではないですよ。万が一の時のためです。