45歳(独身)、どんな感じ?
20代、30代の頃、45歳になった自分を想像したことがありますか? 人生100年時代、折り返し地点目前のお年頃、どんな生活をしているでしょうか。
イラストレーター・森下えみこ氏のコミックエッセイ『45歳(独身)、どんな感じ?』を紹介する連載です。
ずっと前からイラストレーターとして活躍していながら、40歳で上京して独身生活を送っているんですねぇ。
自宅にひきこもりがちで一般的ではないけれど、それがなじんでいるというのは共感できます。
人生100年時代なら折り返し地点は50歳
ちょっと気になるのは、「人生100年時代、折り返し地点目前のお年頃」というところ。
人生100年時代だから折り返し地点はその半分の50歳になるんですね。
「人生100年時代」と言われるまでは折り返し地点は40歳くらいじゃなかったのかと。
「ミッドライフクライシス」についての記事では、「40歳前後という年齢が、人生の折り返しを意識するタイミング」などと書かれていますし。
10年前に40歳で「折り返した」と思っていた人は、その数年後の「人生100年時代」の登場で「あれは嘘だ、折り返しは50歳だ」と言われてしまったのでしょうか?
なお私は自分が「人生100年時代」を迎えるとは考えていない(今の子どもが迎えるもの)ので、折り返しは40歳だったと考えています。
65歳まで働く時代なら45歳くらいが妥当?
ただ、65歳までしっかり働く人が増えている今では、22歳から65歳までが社会人としてのコア期間と考えれば、その中間である45歳くらいが折り返し地点になるかもしれません。
私は45歳でセミリタイア生活に入ったので、折り返しと同時に走るのをやめた感覚ですね。
気持ち的には山を登るのをやめて、ゆっくり下り始めたというイメージです。
『45歳(独身)、どんな感じ?』の帯にも書かれている、「このままだと不安でもこのままでいたい」はまさにその通りでしかありません。