テレワーク実施率27%
今までテレワーク対応をしてきた企業が少ないため、増えてきたとは言ってもまだまだですね。
実施しているのは主に大企業で、そこで働いていた派遣社員は対象外という事態もあります。
もちろん、逆立ちしてもテレワークが不可能な職種もあるので、その人達から羨ましいという声も聞こえます。
実施率が低いのは企業側だけの問題か?
中小企業のテレワーク実施率が低いのは、そこに投資できてなかったという点が先ず挙げられます。
一方で、働いてる人がテレワークできるPCスキルを持っているのか?という点も考えられます。
2015年に『日本の学生のパソコンスキルは、先進国で最低レベル』という記事でデータが示されたように、日本の学生はスマホを使うのには長けていますが、PCスキルは低いんですよね。
社会人になってから、あるいはなる直前から使い始める人もいるとは思いますが、社員のPCスキルの低いと、企業もIT投資しないという循環になってしまうかと。
つまり記事タイトルの「テレワークをできない人」とは、会社が対応してくれないのではなく、対応できない社員のことです。
学校でのPC活用・オンライン授業も遅れている
その原因を辿っていくと、義務教育でPCを活用することが少なく、一人一台のPCの環境を実現できていなかったり。
当然オンライン授業をできるわけもありませんよねぇ。教育におけるIT活用に関しては完全に後進国と言わざるをえません。
しかし幸か不幸か、問題点が明らかになったので学校へのIT投資がしやすくなりました。
5G普及のタイミングということもあり、5G通信対応の教育用タブレット型PCを貸与もしくは購入補助するとかどうでしょうかね。
もちろん、5G通信は無限に使われるわけにはいかないので、通信先や通信可能時間など制限を付けます。
今回の新型コロナ禍で「働き方改革」を進めるチャンスになっていますが、最も進めるべきは学校へのIT導入促進だと思います。
あまりにもお金がかかるし、管理作業も膨大だし、そもそも教える先生のPCスキルに疑問がつくので容易ではありません。
教員免許取得には「情報機器の操作」の単位が必要なので、最低限のPCスキルはあると思いますが…