「安さがウリの会社」ほどファンが少ない?
Appleやスターバックス、価格競争しなくてもトップシェアを誇る企業の秘密は「ブランド力」にあった。ブランド力を磨くことで企業が得られる「6つのメリット」とは?
ファン(というより信者?)がついた高品質を売りにしたブランドは、価格競争をしなくても売れるというのはあります。
むしろ、価格競争をせずに高品質・独自性を高める方に力を入れた方がファンを喜ばせることができますから。
ただ、Appleが「トップシェア」かというと、スマホのシェアは日本だけで見ればその通りではあっても、世界的に見れば15%ほどでSamsung、Huaweiに次いで3位です。
iPhoneは高くて手が出せないという人もいる憧れのブランドかもしれませんが、それでトップシェアを取れるほど世界は甘くはないですね。
それだけスマホが日常製品になったからだと思いますが。
iPhoneも価格競争の例外とは言えない
そもそも、iPhoneが全く価格競争してないというのも間違いです。
iOSはどんどんAndoridの機能の良い部分を取り入れるなど、「Andorid化」してますし、ブランド力だけで勝てる世界ではありません。
そもそも、日本でiPhoneのシェアが高い理由の一つは、キャリアがiPhoneをたくさん売るために、優遇して割引(購入サポート)を多くした結果、割安になった面もあります。
「安さがウリの会社」にもファンはいる
「安さをウリにしないブランド力の高い会社」はファンが多く、「安さがウリの会社」のファンは少ない、という単純なものではないですよね。
「ブランド力の高い会社」には高くてもお金を出してくれる人がいるので、金額ベースでは強いのは間違いありませんが、ファンの数で言えば話は別。
一例としては、狂牛病騒動で牛丼が食べられなくなった時に、悲しんだ吉野家ファンの数は多かったことが挙げられます。
100円ショップにもそれぞれファンが付いていたり、コストコや業務スーパーにも根強いファンがいます。私も業務スーパー愛用者の一人です。
「信者」と言えるほどの裏切らないファンなら、ブランド力が高い会社の方に多いと思いますけどね。