「安いワインに高値をつけると評価が高くなる」
ウイスキーやビールの専門家は「安物と高級品を百発百中で見分けることが可能」だという検証結果がありますが、普通の人にワインを評価してもらった別の検証では、「一般人にワインの高い安いを見分けるのは不可能」という結果が出ています。ワインをよく飲んでいる人に、本来とは全く異なる値札を付けて試飲してもらった別の実験により、「安いワインに高値をつけると評価が高くなる」ことが確かめられました。
ワインのテイスティングは 『芸能人格付けチェック』の定番で、普段からいいワインを飲んでそうな芸能人でも当てられないものです。まぁやらせかもしれんけど。
一般人にワインの高い安いを見分けるのは難しいのは言うまでもなく、「値札」という先入観に左右されてしまうという結果が出ても驚きではありませんね。
ぐぐると「ワインの味は価格に比例する、ただし事前に価格を知っている場合だけ」という言葉が出てきました。
我々は情報を食っている
『ラーメン発見伝』に出てくるセリフ「あいつらラーメンを食べているんじゃない。情報を食っているんだ」も有名です。
ラーメンハゲの言う「あいつらラーメンを食べているんじゃない。情報を食っているんだ」が昨日のNHKスペシャルで科学的に証明されていて驚いている
— oukaichimon (@oukaichimon) 2020年2月24日
A、B両グループに同じ料理を食べさせる。Aには不味そうな料理名。Bには美味しそうな料理名にすると味の評価が変わるという実験。結果はこの通り pic.twitter.com/0zjyuBrhIq
まぁ人間というのは、先入観とかバイアスがかかりやすい生き物ということ。
食べ物の味を変えるという催眠術があるように、人間の味覚は変化しやすいんですよね。
逆に考えると安いものを美味しく食べられる
しかしこれを逆に捉えると、安いものでも受け止め方次第で美味しく感じられるということではないかと。
「これは高い商品なんだ」と自己暗示をかけることで美味しく感じられるというわけです。
うんちくを語りながらワインを飲む、というのも美味しくする一つの手法と思えば納得できます。
まぁ聞いてもいないのに語られるとうざいので、自分の中だけに留めておいた方がいいですけどね。