楽天グループ株式会社第21回無担保社債(愛称:楽天モバイル債)
楽天グループが「楽天モバイル債」を新規発行するそうです。
定期的に発行されている楽天グループ株式会社の無担保社債の一つなので、この社債の発行で調達した資金全てが携帯電話(楽天モバイル)事業に使われるとは限りません。
が、今はやっぱり携帯電話事業への投資をしなくてはいけないので、「楽天モバイル債」という愛称をつけるのはわかりやすくていいのかな。
昨年の11月には楽天モバイルへの投資のために普通社債で3000億円の調達をしていますし。
ただタイミングがちょっとね…
ただし、今のタイミングで「楽天モバイル債」という愛称を付けて募集をするのはちょっと心配になります。
「1GBまでなら月額0円」の廃止によってネット上で色々言われ、少なからず解約・流出が起きると予想されますから。
楽天からすれば、完全に0円で維持するユーザーはもう用済みかもしれません。最初は顧客獲得の数字が欲しかったし、使ってもらわないと問題の改善も進みませんし。
でも「1GB以下の月もあるし、1GB以上使う月もある」というユーザだっているはずです。
その人は0円の月もあれば1078円の月もあり、全くお金を支払わないユーザではありません。
そういう人ですら遠ざけてしまうのはどうなのかなぁ?
せめて「1GB以下なら500円」とかだったら解約・転出せず留まるユーザがいたんじゃないかと。
今回の料金プラン変更で楽天モバイルがこの先生き残れるのかに注目が集まっていますが、その前に「楽天モバイル債」がどうなるのかにも注目したいと思います。
話題性は高くて逆にいいかな?