「少量であってもアルコールは健康を害する」
「少しの酒は体に良い」。この説を真っ向から否定する新たなガイドライン(指針)がカナダで発表され、波紋を呼んでいる。「少量であってもアルコールは健康を害する」と警告し、飲酒の機会が避けられない場合でも、ビールやワインなど週1~2杯程度に抑えるよう訴えている。
「酒は百薬の長」は中国古代の史書「漢書」に出てくる言葉ですが、それはもう昔の話ですかねぇ。
適度な酒はストレスを減らすのに役立つという説は信じたいところですけれど、単純に酒の量が多ければ多いほど健康リスクが高まっていくというのは間違いないこと。
人間が生きていく上でゼロリスクはあり得ないので、リスクとリターンを天秤にかけて考えるのみですね。
そもそもストレス要因を断つべき?
適度な酒がストレス解消につながるとしても、ストレス解消の方法は他にもあるし、そもそもストレス要因をなくした方がいい。
仕事が最大のストレス要因であるならば…FIRE(早期リタイア)してのんびりするのが一番!
と言いたいところですが、それは大変なことなのでオススメできるものではなく。
でもストレスで酒量がどんどん増えていくようであれば、真剣に原因を断つことを考えたほうがいいでしょう。
山崎元氏が癌になったのは飲酒リスクの結果か?
経済評論家の山崎元氏は2022年末に食道がんを患ったことを告白し、さまざまな自分の状況やその後の経過について非常に冷静に分析しながら書いています。
その中で飲酒の「真の損得勘定」についても書いていますが、がんになった健康面と多大な支出、さらには時間と体力を奪っていたことででマイナスであったと。
「過去10年間で、全く飲酒していない日は3日あるかないかだ」というほど飲んでいればねぇ…
ビジネス面でプラスであったとは言うものの、毎日飲むのはそれだけ好きだったということですし。
飲酒はリスクは高めるけど、そのリスクが実現するかどうかは運の要素があり、飲酒で必ず健康被害が出るわけではありません。
族(俗)な言い方をすれば、がんなどの病気は「不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまった」です。
やはりノンアル飲料を飲んで、お酒を飲んだ気分(高揚感)だけを得るのがおトクという結論になるのかなぁ?