88歳、団地ひとり暮らしの「食事を楽しむ」コツ
多良美智子さんは、コロナ禍に始めたYouTubeチャンネル『Earthおばあちゃんねる』が人気となり、昨年『87歳、古い団地で愉しむ ひとりの暮らし』を出版。
そして今年は料理にフォーカスした続編『88歳ひとり暮らしの 元気をつくる台所』を出版したと。昨年の本は12万部の売れ行きだったからでしょう。
「調理は手抜き」といいつつも、しっかり栄養バランスを考えた食事のようで、長生きの秘訣の一つかもしれません。
老後の不安はお金と孤独
以前「年金だけで暮らす高齢者の本が増えている」と書きましたが、この本も広い意味ではそれに入るのかな。
多良さんの場合は他の人と比べて年金額が少ない中でやりくりしているというよりも、平均的な年金額で質素な暮らしをしている感じですが。
老後の不安と言えば最初に浮かぶのはお金ですが、一人暮らしの場合は孤独感なく楽しく元気に過ごせるのかも不安の一つです。
女性の場合は結婚していても夫に先立たれて一人暮らしになる可能性が高いですし。
Youtubeチャンネルでは、50代・60代の女性からの反響が多いというのも、将来自分が一人になった時にどう生きればいいのか、そのヒントを探しているのかと。
ちなみに、65歳以上の一人暮らし世帯は2015年の調査では男性約192万人、女性約400万人。2020年は男女合わせて700万人を超えている予想です。
50代・60代はできないことがどんどん増えていく
人間、加齢には抗えないものです。50代・60代になるとできないことが増えている実感があります。
体調を崩しやすくなったり病気にになりやすくもなってきます。私もその例外ではありません。
だからこそ、飾ることのない普段の生活から元気な高齢者の姿は参考になるでしょうね。