女性の消費意欲に関する調査
消費行動は、「モノ消費」から「コト消費」から「トキ消費」の時代に突入し、さらに「イミ消費」「エモ消費」「チル消費」へと広がる一方で、消費物価の高騰や所得が上がらない状況が続き、女性が「自分の為に使えるお金」の使い道も厳選されているのではと予測します。
「モノ消費」から「コト消費」は理解していましたが、「トキ消費」から先はもうついていけません…
6つの消費行動の定義について読めばなんとなく理解できますが、それぞれ重なるものなので、単純に分類できるものでもないような。
例えば「トキ消費」は「コト消費」の一部(「コト消費」のうち非再現性・限定性のある経験や体験)のようです。
また「その日だけ行われるリラックスできる体験」なら、トキ消費かつチル消費という複数の目的になりますし、旅行は「コト消費」ですが、リラックス目的なら「チル消費」です。
消費を煽るために使われそう
消費行動の調査・分析のために分類し、名前を付けるだけならいいのですが、「こういう消費が流行りです」「こういう消費をしないと乗り遅れますよ!」などと消費を煽るために使われそうで、距離を置きたくなります。
いっそ「消費をしない」という行動にも名前を付けて欲しいですね。「タダ消費」とか「ナシ消費」とか。
「消費をしない=何もしない」ではなく、既にあるものを活用したり、無料で使えるサービスを活用し、楽しい・リラックスする時間を過ごすと同時に、節約もできたという満足感が得られる行動です。
時間的には消費をするけれど、お金の消費は最低限というものです。
図書館を利用するのは定番ですし、無料で見られる美術館を見学するなどもその一つになります。
「チル消費」は「タダ消費」にも
調査によると、年齢が高くなるほど「チル消費」の割合が高くなっているようですが、これは男性の私でもよくわかります。
若いうちは休日は元気に動き回っていたほうですが、年齢が高くなってくると土日休みのうち1日はゆっくり休みたくなりました。
私にとって「チル消費」は「お金を消費する」よりも「時間を消費する」という考え方ですし、工夫次第であまりお金をかけずにできるので、「タダ消費」にもなりますね。