円は1ドル=100円に回帰
日本の金融政策の正常化が進む中で、円の「過小評価」が今後10年で解消に向かうと、ゴールドマン・サックスが予想した。
日本銀行は、10月29・30日の金融政策決定会合において金利据え置きを決定しました。
それでも2人の委員が利上げを提案したとのことで、ゆっくりではあるものの利上げ方向であり、円高が進む可能性はあります。
トランプ大統領が外国の通貨安政策を牽制しているので、あからさまな円安誘導はできないでしょうし。
もしも円高が進んだらFIRE卒業が増える?
仮に、10年間で1ドル100円まで円高が進んだとしたら、ドルベースの資産は3分の2に目減りするとことを意味します。
4%の利回りで10年間運用すれば資産は約1.5倍になりますが、これが相殺される計算ですね。
その4%の利回り分を生活費にするのがFIREの基本的な考え方ですから、資産がドルベースだけならそれがまるっとなくなります。
FFIRE後に資産が目減りしている…ため「FIRE卒業」する人が増えるかもしれませんね。
むしろアメリカの金利次第
ただ、10年で1ドル100円になるほどかというと、むしろアメリカの金利次第じゃないでしょうか。
金利を上げるにしても日銀はかなり慎重にやるでしょうし、買いまくったETFを売っていく必要もあります。
日経平均5万円超えたのだから、もう少しペース上げて100年かけずに売ってもよさそうですが。(売却益は日銀納付金として国庫に入るそう)
1ドル120円くらいまで円高が進むだけでも、輸出企業の収益が落ちたり外国人観光客が減ったりして、国内の景気が落ち込みそうです。
とは言え、絶対にないとも言えないのがこの世界ですけどね。
