小中学校のプール廃止→民間委託の流れ
大阪北部地震で倒れたブロック塀は、小学校のプールの目隠しのために高くした結果だったと記憶していますが、あの代わりに目隠しを設置したらさらにコストアップですね。
夏場にしか使わないプールを維持するのはコスト高いし、水道代もかかるし、掃除も面倒だし、児童・生徒数が減った学校は外部でやった方が低コストなのは間違いありません。
いっそ「水泳廃止」じゃダメなの?
学習指導要領では、水泳について「適切な水泳場の確保が困難な場合にはこれらを取り扱わないことができる」とされていて、絶対に行わなければいけない内容にはなっていません。
ただし、事実上は必修と同じ扱いになっています。プール確保の予算も付けられているでしょうし、おいそれと辞められないのでしょうねぇ。
私が水泳廃止を主張する理由は、水泳の授業で事故が起きているからです。
小中高での学校管理下での水泳中の死亡事故は5年間で25件(通学中も含む)、障害事故は29件です。そして障害事故29件のうち、19件は学校の授業です。
泳げた方が溺れたときに命が助かるという意見もあるでしょうが、下手に「泳ぎに自信がある」と勘違いした方が、川で溺れている印象があります。水泳の授業は「寝た子を起こす」と言ってもおかしくないわけです。
子どもに何かを教えようとすると「寝た子を起こす」理論を持ち出して反対するなら、水泳も反対すべきでしょう。
泳げなければ道頓堀に飛び込むこともないわけですよ!
私が水泳嫌いなだけなんですけどね
とまぁ、色々と書いてみましたが、単に私が水泳の授業が嫌いだっただけです。水に対する恐怖感を持っているかも。
どうして嫌いになったかと言うと、ちゃんと泳げるように教えてくれなかったからですかね。これは鉄棒なども同じかもしれません。
民間のスイミングスクールのインストラクターに教えてもらえるなんて羨ましいことです。
小学校の先生は音楽や英語など一部の授業を除くほぼ全ての科目を一人で教えるわけですが、先生にも得意・不得意があります。
日本で理系が少ないのは、小学校の先生がそもそも「理科が苦手」で、面白さを伝えられてないからという説もあります。プログラム必修化も心配になるわけです。
先生は忙しいし、専門的な授業は外部委託した方がいいことが多いと思いますが、予算が足りないの一言で議論は終わりかな?