貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

一生で一度だけ税務署に確定申告しに行った時の思い出

サラリーマンにとって縁のない場所・税務署

税務署は多くのサラリーマンにとって縁がないと思います。日本は雇っている会社が「年末調整」という形で、様々な控除も取り纏めてやってくれるためです。

最近では副業で確定申告が必要になり、確定申告をする人が増えているかもしれません。

私は30歳を過ぎて最初に勤めた会社を辞め、フリーランス(青色申告の自営業)となって初めて確定申告というものを経験しました。

当時はまだ20世紀で、インターネットを見れば情報がある時代でもありませんから、とにかくわからないことだらけでした。

税理士による記帳指導(無料)があった

青色申告をするには税務署に届出をする必要がありますが、届けを出すと記帳指導の案内をもらいました。

税務署の職員が指導してくれる場合もありますが、私の場合は納税協会に行って教えてもらうことができました。

記帳の仕方がわからない方へ|国税庁

ちょうど1年目に仕事用にとノートパソコンを買ったのですが、それが30万円を超えていたため減価償却資産として処理をしなければならないと教えてもらったのが一番助かりました。

とにかく面倒だと思ったおかげで、二度と減価償却資産を持たないようになりましたけど(;´∀`)

そして申告の日

そして書類を揃えて、税務署に行くとめちゃくちゃ混んでる!!

駐車場を潰して待機用のプレハブ(?)みたいなのができてたり、開業届・青色申告届けを出しに行った時とはまるで違う…

あきらめて、翌日徹夜して早朝から並びました。

並んだおかげですぐに税務署の職員の前に座ってチェックを受けることができましたが、一番印象に残っているのはアシスタントらしきアルバイト(?)の人がたくさんいたことです。

若い女性がたくさんいました。税務職員にやる気を出させる狙いでもあったのでしょうか…(;´∀`)

記帳指導を受けていたこともあり、特に大きな間違いもなく、すぐに提出は終わりました。あまりのあっけなさに驚きました。

税務署で提出したのはこれ一度きり

税務署に提出に行ったのは1年目の一度だけ。

なぜなら2年目からは郵送での提出にしたからです。2年目は売上もロクになく、払う税金もなかったので怖さもなかったです。

確定申告と言えば、ニュースで大勢が税務署に押し寄せるイメージがあったので、郵送でもいいって知った時はどうしてみんな並ぶのか不思議でした。

e-Taxが始まってからは、ネットでの申告に切り替えています。

e-Taxも使いにくさやカードリーダーとマイナンバーカード・住基カードが必要なので普及があまり進んでいない状況があります。

それ以上に、「税務署でチェックしてもらいたい」という不安があるのでしょうかねぇ。

経費で落ちるかどうかであまり悩んだことはない

確定申告では、「これを経費で落としていいの?」で悩む人も多いかもしませんが、私はあまり悩んだことはありません。

理由の一つは、住んでるアパートの家賃の半分を経費にするなどの家事按分はしていないというのがあります。

もう一つの理由は、「給与所得控除」よりもずっと低い割合なので気にするだけバカバカしいという理由です。

給与所得控除」とはサラリーマンのための「経費控除」であり、最低額が65万円で、大体20~40%が経費として認められます。年収500万円なら154万円ですから、約30%ですね。

サラリーマンは一切経費を使ってなくても3割が経費として認められるのに、自営業者はガチガチにチェックされて、場合によっては却下されて追徴される…

そんなことが公平と言えるのか?と考えた時に、税務署だって面倒だから、青色申告控除65万円と経費を合わせた額が給与所得控除以下ならスルーするだろう、と思ったわけです。

下手にやり過ぎると、「法の下の平等に反する!」と憲法違反で訴える人だって出てくるでしょうから。税制ではサラリーマンって恵まれてますよね。

逆に言うと、給与所得控除以上になるとチェックの対象になるので気をつけた方がいいと思っています。実際には、そちらのチェックで忙しいのでしょう。

ちなみに、昔からゲームや10万円以下のパソコンパーツは消耗品費、マンガやパソコン雑誌は書籍費で落としてましたが、細かいことは提出書類に書かないので何か言われることはありません。

ランダムで税務調査が入る可能性はあるのかもしれませんが、十分「仕事で必要」と言い張れる範囲ですしね。

マンガでわかる フリーランスのための節税と申告