事故物件紹介サイト「成仏不動産」
「事故物件」というのは俗称で、正式には「心理的瑕疵のある物件」と呼ばれます。
見た目や使い勝手において他の物件と比較して不備・瑕疵はないものの、そこで過去に起きた事件・事故の話を聞くと、心理的な抵抗があるような物件のこと。
気にする人はとことん気にするし、気にしない人は気にしない。ただし「告知義務」があるので、多少は気になるし、需要が減るので安く設定されます。
それを敢えて狙う人もいて、その需要を狙ったのが「成仏不動産」ということですね。
事故内容にもよりけり
成仏不動産で事故物件として挙げられている事例は以下のようなもの。
- 殺人
- 自殺
- 事故死(火災や転落等による死亡事故)
- 孤独死
- 事件
話題になった殺人や事件・事故などは、今後も好奇の目で見られる可能性がある物件については単純な「心理的瑕疵のある物件」で済まないような。
自殺・孤独死については、どれくらい放置されていたかにもよりますねぇ。その程度によって割引の程度も変わるようですけど。
これからは独居の高齢者の自然死・事故死が増えていくのは間違いなく、すぐに見つかったものならば事故物件にしなくてもいいと思います。
ただ、その線引きをどうするのかが難しいかもしれませんね。
長期放置されると原因不明に?
記事にあるように、亡くなってから長期で放置されると死因がわからなくなっていきます。
実際、日本では自殺者数の統計に変死者を含めておらず、実は自殺者がもっと多いのではないかと言われているくらいです。
変死として処理された案件の中には、どうみても他殺じゃないの?という、いわゆる「エクストリーム自殺」もありますが…
今後、程度が様々な事故物件が増えていく以上、そこをきっちりと明確にした上で需給に見合った価格設定をすれば、取引する双方に有益でいいと思います。
現在ひとり暮らしで、孤独死のリスクがある私としては、事故死や突然死でしないように気をつけていますが…