第8回「日本人の不安に関する意識調査」
・7割以上が「最近不安を感じている」と回答。(調査開始から8年連続、昨年より微増)
・特に若年層に顕著で、女性20~30代の約9割が不安を感じている結果に。
最も不安に感じていることは「老後の生活や年金」が全体の約3割でトップ。・今年は「台風・豪雨・洪水」が大幅に上昇し、「地震」を抜いて3位に。
今後の治安悪化・犯罪増加については、7割以上が懸念すると回答。
感じている不安の多い順番は納得できるものになっています。
一方、「不安がない」と答えた人は、どんな状況なんだろうかと思ってしまいます。よほどの楽観主義者なのかもしれませんが。
私は老後のお金にも健康にも天災にも事故・犯罪にも多少の不安を抱いています。
同時に、「なるようにしかならない」という楽観的な考え方も持っています。「運が悪けりゃ死ぬだけさ」的な考え方です。
40代女性の97%が老後に不安?
ちなみに、ある雑誌で40代読者300人へとったアンケートでは、97%が老後に不安を感じているという結果だったそうです。
不安の程度にもよりますが、全く不安がない人なんていないのだから当然の結果と言えますかね。
あるいは、その雑誌で不安を煽った結果がうまく出たとも言えるのかも。
セコムの「日本人の不安に関する意識調査」では、不安について「感じている」「どちらかといえば感じている」の2つの合計を「不安」としていますが、「感じている」だけで見れば全体の3割以下です。
結局「漠然とした不安を感じている」人が多いのかもしれませんね。
「台風・豪雨・洪水」が大幅上昇
今回の調査では「台風・豪雨・洪水」が大幅に上昇して「地震」を抜いて3位に入りました。
去年と今年の台風被害がそれだけインパクト強かったんでしょうねぇ。地震を含めて「天災」とすれば、「健康」と並ぶレベルになります。
「天災」で家や家財に被害があれば生活の立て直しにお金がかかるし、「健康」でなくなれば医療費がかかり、生活費も増加します。
結局は「老後の生活とお金」の問題になるわけですね。
不安はいくらでも出てくるだけに、対策はやっぱり「楽観的に生きる」しかないかも?