借金500万からのビンボー脱出作戦
「借金500万円もあったら毎月の返済で汲々としているんじゃないの?」と一瞬思ってしまいました。
住宅ローンの場合は借金だけど家賃が必要なくなる分もあって「借金」という表現はしませんから、借金と言われると年利率が高い借入金をイメージしてしまいがち。
年利率が5%でも月2万円以上の返済、上限金利の15%だと月6万円以上になりますからねぇ。
500万円の借金うち400万円は奨学金
この記事で紹介されている本『お金オンチ夫婦 借金500万からのビンボー脱出大作戦』のWeb連載はこちらで読むことができました。
これによると、借金約518万円のうち418万円は奨学金とのことで、おそらく日本学生支援機構(旧育英会)からの奨学金なので利率は1%以下のはず。
残りの約100万円にはリボ払いのような利率が高い借入金(リボはあくまで手数料だと言い張るけど)があるのでよくはありませんが、これなら家計の支出を見直して黒字にすれば返していける範囲です。
税金の滞納はアカン
赤字家計で国民年金の未納はしょうがないかなぁと思いましたが、流石に税金の滞納はやってはいけないこと。
年金は将来の受給額が減る覚悟があればなんとかなりますが、税金は滞納したら延滞税を払わされますし、最悪の場合は差し押さえもありえます。
「納税の義務」は憲法に書かれているほど大切なことなのですから、零細自営業者だからといっても忘れていたでは済まされません。
ただ、役所も鬼ではないので、相談すれば分割に応じてくれることを身を以て示しているのは良い部分でした。
また、国民健康保険料の滞納も延滞金が発生するのでいけませんね。最悪の場合、命に関わるのことですから。
なお、健康保険は滞納状態でも保険の資格はあります。ただし保険証は使えないので、短期保険証または資格証明書という形でサービスを受けることになります。
もちろんずっと滞納したままで許されるわけではありません。
デビットカードを使ったおこづかい制
Web連載では、お金の管理が苦手な妻のために、おこづかい制の導入とデビットカードの利用がとても印象的でした。
現金でのおこづかい制の方がいいと思われるかもしれませんが、口座の残高はスマホで確認できるし、履歴も残るし、良いことの方が多いと思います。
そもそも、ネットでの買い物、特に課金はカードが必要ですから、現実的な節約法・支出管理法になってるのはいいですね。